ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~
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ヤマケイ文庫 養老先生と虫 ~役立たずでいいじゃない~ / 感想・レビュー
roatsu
矢部太郎さんの描く養老先生の挿絵が可愛い一冊。既刊の文庫化だけれど養老先生の著作は何度読んでも面白い。文中でも言っているけれど、新たな発見をしてそれまでの思い込みが壊れることは新しい自分への生まれ変わりであるという言葉はしみじみと心にしみるし、希望をくれる。半分はラオスやタイでの昆虫採集とそれに関する紀行文。養老先生を始め行く人は皆永遠の少年だな(笑)と微笑ましい。輝く濃緑のテングアゲハの何と美しいこと。前半では人間が脳を以てものを見、考え、認識することとその限界を考察する。科学万能や客観性も所詮その限度
2023/09/09
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