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八ヶ岳南麓から

八ヶ岳南麓から

八ヶ岳南麓から

作家
上野千鶴子
山口はるみ
出版社
山と渓谷社
発売日
2023-11-21
ISBN
9784635330794
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八ヶ岳南麓から / 感想・レビュー

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Kei

上野千鶴子さんが、なんとっ、山と渓谷社から、自身の生活を綴るエッセイ本を出版されました。東京と八ヶ岳山麓でのリアルな二拠点生活を淡々と描写。車やスキーなど、活発な暮らしぶりに驚きます。反面、田舎生活に妙なロマンを持ち込まず、地元の方々との交流もなく、農業ライフとも無縁で、別荘族、移住族のみで生きていて、かえって潔いです。終盤に、男性が登場し、結婚された方かな?と思われるものの、看取られたよう。まぁ、人生色々あるわな。また、おひとりさまになられて、老いに向き合いながら過ごされる、なかなか興味深いです。

2024/02/09

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

(2024-8)【図書館本】20年以上前から東京と山梨北杜市で二拠点生活を送る著者の田舎暮らしエッセイ。八ヶ岳南麓での自然豊かな生活。夏はエアコン要らず、冬は確かに寒いけど車で15分も走れば白銀のスキー場、新緑の森には野鳥達の声。私もこういう生活がしてみたいなぁと思わせる。でも夏は虫との戦い、野生の鹿が庭の草木を根こそぎなんて話もあるし、車が必須の生活では定年後に移住しても何年安心して暮らせるか…。憧れるけど、年に何度か旅行するくらいが一番いいのかな。★★★

2024/01/15

とよぽん

上野千鶴子さんの私生活が軽やかに語られているエッセイだった。こんなに穏やかな、和んだ上野さんの一面を知り、私は戸惑うほどの驚きと感嘆の読後感を抱いた。山がお好きで、山と渓谷社から初めて本を出すことになってうれしい、と「あとがき」で。闘う社会学者上野千鶴子さんの素顔というか、ひとりの生活者としての思いを読んで、新鮮な感動を味わった。

2024/01/17

ネギっ子gen

【一目惚れして一緒に暮らし始めた相手が、想像以上に魅力的だったことに日々気づいて――】およそ20余年。勤務先のある東京と山梨の八ケ岳南麓を往復した二拠点生活。著者がはじめて、プライベートな暮らしをエッセイとして綴った書。山口はるみさんのイラストがイイです。最終章は、「おひとりさまの最期」:<この八ヶ岳南麓で、わたしはおひとりさまの高齢男性を見送った。色川大吉さん。享年96歳。民衆史を唱えた歴史家で、明治の民権思想を広めるために日本中を走り回り、水俣の環境汚染問題にも石牟礼道子さんに請われて取り組んだ>。⇒

2024/04/05

papako

昨年から作者と同じように八ヶ岳南麓と神奈川の二拠点生活を始めたので。話の中に知ってる土地や名前が出てきて、作者のお住まいはどのあたり?とか想像しながら読みました。旦那の定年までもう少し。定住も近いか?老後はどうなる?実家の親はまたまた手術。教育関係の自分の仕事は先細り。八ヶ岳南麓の素晴らしさと問題点を文章で読むと改めていろいろ考えさせられる。もっと突っ込んで書いてもらいたかったけど。とにかく野菜がおいしい八ヶ岳。いつまで楽しめるかなぁ。

2024/03/01

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