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江國香織童話集

江國香織童話集

江國香織童話集

作家
江國香織
柳生まち子
出版社
理論社
発売日
2018-02-27
ISBN
9784652202524
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ジャンル

江國香織童話集 / 感想・レビュー

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starbro

江國香織は、新作中心に読んでいる作家です。表紙の絵から児童書的な童話だと思って読み始めたのですが、実際は大人のための童話 掌編集でした。オススメは、『九月の庭』&『七月の卵』&『南ケ原団地A号棟』の3本です。

2018/04/27

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

冬のプールにアイスクリーム、気持ちよく晴れた空が明らかに冬の色でないてしまう。ないてしまう。遠くにありて思う夏の夜。わた飴ふわふわあんず飴きらきら。着せてもらった浴衣からはもう脚がつんつるてんに出てしまうわ。今は自分で袖通す。満点の星のしたでポテトチップスひと袋あけてしまっても、もう誰にも怒られないの。少しさみしい。春の新緑、はっとするとりどりの躑躅にカスタードクリーム想うぽかぽか陽気、おさんぽはひとりもふたりも好きよ。あなたがいて、ここに私の孤独があって、絶望的にこうふくなのよわたし。

2020/04/16

優希

ふわりと包まれる童話のような短編が心地良かったです。此方と彼方の間にいるような感覚が詰まっていました。瞬いている間に見える幻想の世界を慈しむように読む瞬間が好きです。

2018/06/09

風眠

これは大人のための童話集。しんと冷たい静けさが漂っているのに、ほんのりと何かがぬくまっていくような。哀しみと希望、残酷さと優しさ、まぼろしと現実。真逆のようで、同じもの。同じもののようで、真逆。そんなふうに混沌としていて、理屈でもなくて。そんな矛盾だらけの複雑な感情にさざ波を起こす、魔法のような刹那。切ないような、懐かしいような、痛みのような、つかの間のまぼろし。この童話集は、やはり大人のためのものだ。大人だからこそ寂しくて、あらゆる矛盾を心に置いて、時々ほんの一瞬、まぼろしに出会う魔法にかかるための。

2018/04/09

くろにゃんこ

童話・・・なのかな、短編がたくさんあって内容も様々なので読み応えあります。意外だったり、心温まったり、ちょっと不思議な話も(*^_^*)印象に残っているのは最初の愛犬デュークの話、これで心掴まれました。

2018/04/23

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