KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

江國香織

職業・肩書き
作家
ふりがな
えくに・かおり

プロフィール

最終更新 : 2018-06-08

1964年、東京生まれ。87年『草之丞の話』で小さな童話大賞を受賞。92年『きらきらひかる』で紫式部文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞受賞。『ちょうちんそで』『はだかんぼうたち』など著書多数。

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1987年
『草之丞の話』はないちもんめ小さな童話賞 大賞
1989年
『409ラドクリフ』第1回フェミナ賞
1991年
『こうばしい日々』第38回産経児童出版文化賞
1992年
『こうばしい日々』第7回坪田譲治文学賞
1992年
『きらきらひかる』第2回紫式部文学賞
1999年
『ぼくの小鳥ちゃん』第21回路傍の石文学賞
2002年
『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』第15回山本周五郎賞
2004年
『号泣する準備はできていた』第130回直木賞
2007年
『がらくた』第14回島清恋愛文学賞
2010年
『真昼なのに昏い部屋』第5回中央公論文芸賞
2012年
『犬とハモニカ』川端康成文学賞
2015年
『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』第51回谷崎潤一郎賞

「江國香織」のおすすめ記事・レビュー

文章から伝わる「世界の美しさ」に、元気をもらおう。『物語のなかとそと』/佐藤日向の#砂糖図書館⑯

文章から伝わる「世界の美しさ」に、元気をもらおう。『物語のなかとそと』/佐藤日向の#砂糖図書館⑯

私は学生時代、国語のテストの読解問題に登場する物語が楽しみだった。 長編の一部が抜粋される時もあれば、短編が出題される時もあり、続きが気になるなぁと思いながらもそこで別れてしまった物語もあれば、続きを授業で読んだこともあった。   授業で出逢った物語達は、自分で選んだ作品じゃない分、今も私の中で色濃く残っているのだと思う。   中でも、心に残った短編の作品がひとつあり、初めて先生に作家さんの名前を聞きに行った。 今回は、私にとって思い出深い、江國香織さんの「物語のなかとそと」という散文集を紹介したいと思う。   本書は「書くこと」「読むこと」「その周辺」の三つのパートに分かれていて、 短編とエッセイが入り混じっているため、不思議な感覚にとらわれる。   まず1ページ目を開いて「あぁ、これはあの時先生に聞きに行った、江國香織さんの作品だ」と気づいた瞬間、ワクワクが止まらなかった。   江國さんが紡ぐ文章はとてもみずみずしくて、文字達を目で摂取することで身体が元気になっていくような感覚になる。散文集…

全文を読む

【ダ・ヴィンチ2018年2月号】佐藤正午特集番外編

【ダ・ヴィンチ2018年2月号】佐藤正午特集番外編

嘘を本当に見せる――佐藤正午とはいかなる作家であるのか

編集I

『ジャンプ』(2000年刊)を読んで無性にお会いしたくなって佐世保にうかがって以来、ずっと追いかけてきた作家・佐藤正午さん。

 その後も新刊が出るたびに取材依頼をしたり、本誌のさまざまな企画でエッセイや短編の寄稿をお願いしたり、2001年からはWEBでエッセイの連載もしていただいたり……と編集者の特権を享受しまくっていたのですが、2006年の年末くらいに佐藤さんが心身ともに調子を崩されました。それは「多忙」が原因とうかがって、以降ご依頼ごとは控えていたのです……が、15年に山田風太郎賞受賞、昨年、直木賞も受賞されて、機は熟したとばかりに、佐藤正午大特集(30p)を組みました(再び編集者の特権享受)。

 山田風太郎賞受賞作でもあり、最長編でもある『鳩の撃退法』(通称ハトゲキ)がこの1月に文庫化ということもあり、本作を大プッシュしています。記事を作るにあたって、初めて賞の選評を拝見したのですが、選考委員の方々(奥泉光さん、京極夏彦さん、筒井康隆さん、夢枕獏さん)の激賞っぷり、四者四様の褒め表…

全文を読む

「谷崎潤一郎賞」に江國香織! 「中央公論文芸賞」は篠田節子・中島京子が受賞

「谷崎潤一郎賞」に江國香織! 「中央公論文芸賞」は篠田節子・中島京子が受賞

 又吉直樹の芥川賞受賞により、これまでにない盛り上がりを見せている文学賞。雑誌『中央公論』の中央公論新社主催の文学賞が2つ続けて発表となった。

時代を代表する優れた小説・戯曲に贈られる、「第51回谷崎潤一郎賞」は江國香織『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』が受賞。中堅以上の作家を対象としたエンタメ作品に贈られる「第10回中央公論文芸賞」には、篠田節子『インドクリスタル』と中島京子『長いお別れ』の2作が受賞した。 ●第51回谷崎潤一郎賞

『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』 著:江國香織 価格:1,836円(税込) 発売日:2014年11月7日(金) 発行:朝日新聞出版

●第10回中央公論文芸賞

■『インドクリスタル』 著:篠田節子 価格:2,052円(税込) 発売日:2014年12月20日(土) 出版社:KADOKAWA ⇒仏像はどれもハンサム! 作家篠田節子が見た特別展「インドの仏」

■『長いお別れ』 著:中島京子 価格:1,674円(税込) 発売日:2015年5月27日(水) 出版社:文藝春秋

 なお、贈呈式は「谷崎潤一郎賞」「中央公論文芸賞」、どちらも2…

全文を読む

古川日出男と江國香織、佐々木敦が源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』を語り尽くす

古川日出男と江國香織、佐々木敦が源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』を語り尽くす

 “死して百有余年、怨霊として甦り「本もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ…”  圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる“古川日出男版”源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)が、2015年4月28日(火)に刊行となった。このパワフルな大作の刊行を記念し、2つのトークイベントが開催される。  三島由紀夫賞受賞の経歴を持つ古川日出男の相手を務めるのは、直木賞作家の江國香織と、評論家であり早稲田大学教授の佐々木敦。 古川日出男×江國香織 「源氏」を読む、「源氏」を書く 「“本もの”の宇治十帖」をめぐる物語を書き上げた古川日出男氏と、かつて「夕顔(源氏物語)」の現代語訳も手がけた江國香織氏。2人の小説家が源氏物語をどう「読み」、そしてどのように自分のものとして「書いた」のかを語り合う、ユニークで刺激的な対話。 日時:2015年6月2日(火)/19:00~20:30 会場:ラカグ2F soko…

全文を読む

注目の新刊 『青い鳥』 ダ・ヴィンチ2014年1月号

注目の新刊 『青い鳥』 ダ・ヴィンチ2014年1月号

永遠に読み継がれる寓話『青い鳥』の江國香織新訳版。幸福を探してさまようティルティルとミティルを通じて、自身にとって本当の幸福とは何かを改めて考えさせてくれる。挿絵と装幀をベテランの宇野亜喜良が担当し、大人向け小説としての味わいが楽しめる。

全文を読む

注目の新刊 『ちょうちょ』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

注目の新刊 『ちょうちょ』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

江國香織のみずみずしい言葉と、「第1回白泉社MOE絵本グランプリ」最高賞を受賞した新鋭のずば抜けた色彩センスが織りなす、詩情あふれる世界。狭い世界を抜け出して、広く美しい世界を自由に飛び回るちょうちょに、自分を重ねてみたくなる、想像力豊かな絵本。

全文を読む

注目の新刊 『マールとおばあちゃん』 ダ・ヴィンチ2013年7月号

注目の新刊 『マールとおばあちゃん』 ダ・ヴィンチ2013年7月号

マールと一番の仲良しのおばあちゃんが、ある日ばったりと倒れた。話をすることができなくなったおばあちゃん。でも、マールにだけはおばあちゃんの言いたいことがよく分かる。世代を超えた2人の強い絆を描いた絵本。陰影に富んだ絵柄も魅力的。

全文を読む

注目の新刊 『オズの魔法使い』 ダ・ヴィンチ2013年6月号

注目の新刊 『オズの魔法使い』 ダ・ヴィンチ2013年6月号

カンザス州の広大な平原に住む少女ドロシーは、大きな竜巻に家ごと飛ばされてしまう。たどり着いた先は、4人の魔女がいるマンチキンの国。魔法使いのオズの助けを求めて、ドロシーは長い旅に出る。現代版おとぎ話の名作を、人気作家が豊潤かつ美しい文章で翻訳。

全文を読む

「江國香織」のおすすめ記事をもっと見る

「江國香織」のレビュー・書評をもっと見る

「江國香織」の本・小説

川のある街

川のある街

作家
江國香織
出版社
朝日新聞出版
発売日
2024-02-07
ISBN
9784022519610
作品情報を見る
シェニール織とか黄肉のメロンとか

シェニール織とか黄肉のメロンとか

作家
江國香織
出版社
角川春樹事務所
発売日
2023-09-15
ISBN
9784758414494
作品情報を見る
更級日記 (河出文庫 え 11-1)

更級日記 (河出文庫 え 11-1)

作家
江國香織
出版社
河出書房新社
発売日
2023-11-07
ISBN
9784309420196
作品情報を見る
去年の雪 (角川文庫)

去年の雪 (角川文庫)

作家
江國香織
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-02-24
ISBN
9784041131152
作品情報を見る
草之丞の話

草之丞の話

作家
江國香織
飯野和好
出版社
旬報社
発売日
2001-07-01
ISBN
9784845106615
作品情報を見る
なかなか暮れない夏の夕暮れ (ハルキ文庫 え 2-3)

なかなか暮れない夏の夕暮れ (ハルキ文庫 え 2-3)

作家
江國香織
出版社
角川春樹事務所
発売日
2019-08-08
ISBN
9784758442817
作品情報を見る
物語のなかとそと (朝日文庫)

物語のなかとそと (朝日文庫)

作家
江國香織
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-03-05
ISBN
9784022649843
作品情報を見る

「江國香織」人気の作品ランキングをもっと見る

「江國香織」の関連画像・写真

「江國香織」の関連画像・写真をもっと見る