立川談志自伝 狂気ありて
立川談志自伝 狂気ありて / 感想・レビュー
山田太郎
落語家ってそんなにもうかるもんなのかと思った。えらく稼いでるみたいだけど。話聞いてる感じの文章で面白かったが、そんなにもうかってるのか気になってしょうがない
2012/09/28
ちょん
「狂気ありて」まさしく。談志流の文体に手こずる。談志の落語、もう一度見たくなる。談志は、言葉を話してこそ談志だと改めて実感する。
2015/11/30
ざっく
談志特有の文体なのか、昔の人のニュートラルな文体なのか。人生という一つのストーリーを書いているわけではなく、断片的な記憶を思い出すままに書いている。まとまりがなく、読みにくさはあるが、それぞれのエピソードから談志の人間性はよく伝わってきた。人はいつか死んでしまうんだな、という印象を受ける未完のラスト。喉の癌で亡くなるというのも、落語の天才らしいというか、なんというか。死に直面して、「談志はこの程度だったのか。」と思える人間こそ、立川談志なのか。
2022/06/04
姉勤
老いてなお、この博覧強記と事象の文章化の力には、恐れ入る。貴重な写真と最晩年のテキスト。しかし、誰向けの本なんだろう?マニアには薄く、死後の談志バブルから入ってきた人には、疑問符と註釈が大量に要るだろう。絶筆と謳うには中途半端な1冊(絶筆だから当たり前といえばそうだが)なのが残念。誰向けなのは...言わずがハナか。 巻末の年表と、その昭和47年の「新聞はウソばかりで正しいのは日付だけ」はいいなぁ。
2012/11/28
gtn
老いゆく肉体、死へのきっかけを、「正気」で書き記している。残酷だ。
2018/02/13
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