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6代目 日ペンの美子ちゃん

6代目 日ペンの美子ちゃん

6代目 日ペンの美子ちゃん

作家
服部昇大
出版社
一迅社
発売日
2018-12-12
ISBN
9784758020213
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「6代目 日ペンの美子ちゃん」のおすすめレビュー

Twitterで人気!「日ペンの美子ちゃん」が現在6代目って知ってた? 美文字の美子ちゃんのアグレッシブな活躍

『6代目日ペンの美子ちゃん』(服部昇大/一迅社)

「日ペンの美子ちゃん」をご存じだろうか。かつて雑誌の広告マンガでお馴染みだったという読者もいると思われるが、日本ペン習字研究会の通信講座「日ペンのボールペン習字講座」の広告キャラクターとして1972年に登場し、しばしの中断をはさみつつ複数の作家により受け継がれてきた存在だ。作家により性格や容姿は変化しているが、彼女による文字の美しさはずっと変わらない。そんな美子ちゃんに6代目が登場した現在、ついに単行本が発売されることとなった。

『6代目日ペンの美子ちゃん』(服部昇大/一迅社)はTwitter公式アカウント(@nippen_mikochan)で発表されたマンガを書籍にまとめたもの。以前の広告マンガ同様に9コマ1ページを基本構成とし、フルカラーで描かれていることも特徴だ。

 美子ちゃんを語る上で注目したいのは、歴代の作家や時代によるキャラクターの変化であろう。では現在、Twitterを主な活動の場とした6代目はどうだろうか。Twitterユーザーなら目にしたことがあるかもしれないが、個性的な企業公式アカ…

2019/1/24

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6代目 日ペンの美子ちゃん / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

『明星』や学習雑誌等の裏表紙に掲載されていた「全共闘時代生まれ」の永遠の17歳が、書籍にて復活❗ 代は代われど黒髪を前髪にて切り揃え、決め台詞は当然「日ペンは 80年の歴史があって 先生方も超一流」。昭和47年、「月刊明星」歌本の広告で初代がデビュー。昭和52年、二代目は控えめで上品。昭和59年、三代目はタッチがガラッと変更してアニメ風に。昭和64年、四代目はハツラツとしてオシャレ。平成18年に久しぶり復活の五代目は、明るく元気なキャラ。で、平成29年にパロディ化し、今に至る――。たまきらさんの紹介に🙏

2022/11/23

たまきら

日ペンの美子ちゃんって、あの少女雑誌の裏に必ず広告が載っていた…?と不思議な気持ちで手に取り、もはや広告を超えた攻めのエネルギーに笑いっぱなしでした。全共闘時代を知っている永遠の17歳とか、もうツボに入ってむせちゃいましたよ、あはは!元々は作者さんがご自身のブログでパロディとして描いていたところ、実際に日ペンの方から連絡が来てリバイバルにいたったとのこと。実際売り上げも上がったそうなので、「日ペンの美子ちゃん」のブランド力にびっくり。…初代から全部まとめて紹介したら、売れそう…(グッズは大人気とのこと)。

2022/11/04

猫丸

「日ペンは40年の歴史があって…」の文言を目にしていた気がするが、とうとう80年になっている。こうなると「超一流の先生方」に揶揄の気配も感じなくなる。もはや白髪白髯のペン字の達人が監修されているとしか思えない。美子ちゃんも約半世紀にわたって宣伝を続けてきたことから、ある種の貫禄さえ纏うに至り、変転する世相にテキトーにコミットしつつ隙あらば日ペン布教をブッ込む手管は既に伝統芸能の域。今後の漫画史編纂において避けて通れぬ金字塔であろう。

2021/06/01

タカラ~ム

私が子どもの頃からマンガ雑誌の裏表紙とかに必ずと言っていいほど掲載されていた「日ペンの美子ちゃん」。まさか単行本化されているとは驚いた。しかも6代目だ。本書の冒頭に美子ちゃんの履歴書があるのが、初代は昭和47年にデビューしていて、これまでに6人のマンガ家によって描き継がれているということになる。時事ネタ世相ネタを盛り込むつつ必ず日ペンのボールペン習字通信講座につなげるストーリー。ペン習字の講座は数多存在するが、パッと思いつくのが日ペンということを考えると美子ちゃん効果ってすごいのかもしれない。

2021/05/17

コリエル

とうとう単行本化を果たした6代目日ペンの美子ちゃん。最初からTwitterで見ていたので知ってるものばかりかと思ったけど、コラボ漫画やYJ出張掲載版に描き下ろしもあって、思ったより読んだことのないものも多くお得だった。「日ペンには80年の歴史があって先生方も超一流」の台詞は必ず入っているかと思ってたけど、意外と言ってない回もあるな。

2018/12/12

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