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純喫茶パオーン (ハルキ文庫 や 17-2)

純喫茶パオーン (ハルキ文庫 や 17-2)

純喫茶パオーン (ハルキ文庫 や 17-2)

作家
椰月美智子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2022-07-15
ISBN
9784758445047
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純喫茶パオーン (ハルキ文庫 や 17-2) / 感想・レビュー

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しんごろ

およそ創業五十年の純喫茶パオーン。およそという適当さがいいね。老夫婦が切り盛りして、孫の来人がちょくちょく手伝う。友人の琉生、圭一郎も入りびたる。この三人の友情が微笑ましくもあり羨ましい。小学、中学、大学と成長するに至って、いろいろな出来事が、更に面白い。常連客のゆりちゃんも秘密の持ち主でいいキャラだ。来人の父さんも笑える。とにかく微笑ましく、ほのぼのする。来人を通しての青春物語、純喫茶パオーンでのドタバタ物語と、どう取るかはあなた次第。とりあえず、カニさんウインナ入りのナポリタンが食べたいな。

2022/08/31

エドワード

なかよし三人組、来人、圭一郎、琉生の小学生から大学生までの日々。彼らのたまり場は純喫茶パオーン。来人の祖父母の経営する開店40数年の正しい喫茶店。ミッスクサンドにナポリタン。嘘つき鏡、幽霊騒動、強盗騒動、風変わりな事件、家族や級友たちに囲まれて成長していく思春期の甘酸っぱさ。古いような新しいような、椰月さんの明るい青春ものは楽しい。個人的には怪しい方言を操るおじいさんが好きだな。来人は初恋の人・権守さんとの明るい未来をめざそう!表紙の絵がバージニア・リー・バートンそっくりで思わず手に取ってしまったよ。

2022/09/03

はつばあば

パオーンの店主夫婦、昭和だねぇ。駄洒落も好きだし、人との距離も測れるし、娘婿に対する風当たりも・・大事な娘を取られた?いやいや料理の出来ない娘をよくぞ貰ってくれたでしょうとツッコミを入れたくなるけど、こういうお店ほんとに少なくなって淋しい限りです。どこもここもスタバみたいな・・。純喫茶・・家の周りでも昭和から平成に変った頃から無くなりました。そして丼物などをお店で食べたり出前をしてくれたりする店も・・。ウーバーイーツや出前館で頼んだらいいと娘達は言いますが・・ちょっと違うんですねぇ。

2023/05/27

カブ

パオーンってやっぱり象の鳴き声だったのね。可愛らしい表紙に惹かれます。カフェではなく、オムライスやナポリタンが美味しそうな純喫茶が舞台の少しヘンテコなお話。それでも、人と人の絆を感じさせてくれる温かい人たちが大好きになります。

2022/10/21

煮豆

老夫婦が切り盛りする純喫茶パオーンで過ごす孫の成長ストーリー。孫の小5、中1、大学1年生での出来事を描いたお話を読むとナポリタンとミルクセーキが飲みたくなること間違いなし!3話を読んでいてつい吹き出してしまったので、おいしそうなだけではなくてお話も楽しめた。おじいちゃんが頭の体操のためにでたらめな方言を使うパオーンの空気感がとにかく最高!純喫茶パオーンにはモデルとなったお店が小田原にあると解説を読んで知る。いいなぁ、行きたい!!こういうお店でプリンアラモードやクリームソーダも堪能したい。

2023/01/13

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