KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生篇]

ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生篇]

ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生篇]

作家
古屋兎丸
出版社
太田出版
発売日
2012-04-19
ISBN
9784778321635
amazonで購入する Kindle版を購入する

ぼくらの☆ひかりクラブ 下[中学生篇] / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

青蓮

再読。本編へと続く悲劇への序曲を描いた中学生編。光クラブはゼラとジャイボの思惑によって歪められ、残酷な道をひた走る。ゼラとジャイボが眼球を舐め合うシーンがエロス。ゼラに認められようと忠誠心の証にニコが眼球を抉り出す場面は凄惨。タミヤが光クラブの在り方に疑問を持ちながら次第に本来の正義感を取り戻していく様子は唯一の救いだけれど走り出した狂気はもう止まらない。本編の血塗られた少年達のグランギニョルを思うと最後の方に描かれるカネダ、ダフ、タミヤの友情がとても切なく見える。帝王として君臨していたゼラの孤独も悲しい

2018/09/01

ぐうぐう

東京グランギニョルの舞台のコミカライズであった『ライチ☆光クラブ』とは違い、完全オリジナルとして描かれる『ぼくらの☆ひかりクラブ』は、それだけ古屋兎丸の想いがダイレクトに伝わってくる作品だ。ほぼ同時期に始まった『帝一の國』と相互作用を起こしながら、無垢なるものの願いと挫折が痛烈に描かれていく。この先の物語を『ライチ☆光クラブ』として知ってしまっているからこそ、彼らの純粋な時代の日々が、胸に響くのだ。

2016/07/03

ねこ

ニコが自ら目玉をくりぬいたシーンはグロいのに何度も読み返してしまう。タミヤ達が堕ちていく様がキレイに描かれていた。ゼラの過去を知り、ジャイボ→ゼラへの想いなどがわかり、より悲しい。 海でひかりタマコクラブと言っていた穏やかな時間から一変、タミヤの「どうして今俺はダフにパチンコを向けているんだ!?」の言葉が重い。三人の「ずっと親友」の手紙にほろっときた。ラストへの盛り上がり方が良かった!! ライチ光クラブを読み返したくなる内容。 【ライチ光クラブ】と【ぼくらの光クラブ上・下】3冊で★5つ!

2012/10/13

阿部義彦

読んでしまった。そもそものひかりクラブの、始まり。リーダー田宮、そしてダフと金田。そして、帝王ゼラのその名付けの元のエピソードまでジャイボが特殊すぎて真の黒幕とも言えるかも。きゃは

2016/03/12

海歌@旧アカウント

後半タミヤに視点が当てられるけど、本来の光クラブはもっと単なる子供の秘密基地だったんだよね・・・。それがだんだんと歯車を掛け違えてしまった。誰が悪いのか。ゼラなのかジャイボなのか、もしかすると光クラブを作ったタミヤなのか・・・。でもきっと誰のせいでもないんだよね。登場人物視点で描かれるから、その瞬間のそれぞれの思いが伝わる。作品の理解がより深まる感じ。どんどん不穏な空気になっていくけど、どうしようも出来ないもどかしさ。 ・・・余談だけと雷蔵が好きです(笑)

2016/02/11

感想・レビューをもっと見る