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ビルマ・アヘン王国潜入記

ビルマ・アヘン王国潜入記

ビルマ・アヘン王国潜入記

作家
高野秀行
出版社
草思社
発売日
1998-10-01
ISBN
9784794208491
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ビルマ・アヘン王国潜入記 / 感想・レビュー

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kawa

複雑な民族問題に揺れ東南アジアのユ-ゴスラビアと呼ばれるミャンマ-(ビルマ)で、独立国のような存在となっているワ州(ワ族)への7カ月に渡る潜入記。その地は世界的アヘンの栽培地。筆者はそこで芥子の栽培を手伝い、あろうことかアヘン中毒になってしまう。住民との交流の様子や複雑な政治情勢が実に面白くも興味深く描かれる。(1998年刊/コメントへ)

2021/03/04

磁石

善悪の彼岸/ビルマ・ワ州、アヘンが日常にある村……。栽培したものをそのまま吸引。誰でも簡単にやれるが、現金を調達する手段なので中毒までになる人は稀。コレでゴージャスに羽振り豊かなになった人々がいるのに、彼らは知らずただ黙々と閉じた村で暮らす。現地に行ってみると、世の中の歪みがよくわかってくる。ただ、ここまでやらないとわからないか……。毎度毎度のこと、よく戻って来れる。楽天的な性格かそれとも、守護霊にでもまもれられてるのかな

2017/11/07

クリママ

麻薬といえば、「犬の力」で読んだ中南米だと思っていたが、それはコカインで、世界最大のアヘンの生産地が、ビルマの奥地であることを知った。このワ軍支配区ワ州の政治的背景はとても複雑で、ケシ畑の中に銃を担いだビルマ最強のゲリラ兵のいる表紙に違和感を感じる私には、巻頭の写真を何度見ても、その辺りのことを想像するのがとても難しかった。そこに住む人たちにとって、ケシの栽培が生活の糧になっている現状をただ糾弾することはできない。「善悪の彼岸」である。それにしても、現地でワ人とともにケシ栽培をした高野秀行はすごい。

2017/07/28

トムトム

言葉の通じない、医者も薬もない村に単身潜入!重病に思える人が復活して、ピンピンしていた人がちょっと熱が出たと思ったらコロリと亡くなってしまう。ほんの150年前まで、世界中がそんな感じだっただろうとシミジミしました。

2022/06/15

ごへいもち

高野カノン(正典)wの一冊をやっと読めた。ソマリランドも早く読みたい

2014/03/30

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