冲方丁のライトノベルの書き方講座 (宝島社文庫)
冲方丁のライトノベルの書き方講座 (宝島社文庫) / 感想・レビュー
eirianda
ラノベ書きの知り合いに勧められて読む。ライトといえど設定やプロットの細かさに圧倒された。ラノベ作家は一般の作家以上に大変だなぁと思う。売れなくても、書き続けることが大事らしい。
2017/12/13
シロナガス西瓜
別にライトノベルを書こうとはしてないが、作家読みしているので読んでみた。小説の書き方というより、書く際のポイントを教えてくれる本だった。特にラノベに限った話ではなかった気がする。作者の作品を題材に、制作秘話を交えて注意点を紹介してくれており、読んだことのある作品については面白かった。色々と滅茶苦茶だし、苦労してあのシーンを書いたんだな、とか。知らないものはスルー気味。作者についても知れて、かなり固い思考を持っている人というのが率直な感想。自分の試行錯誤した体験から、要点を端的に纏めているのが印象的だった。
2022/12/16
緋莢
「ストーリー創作の過程をオープンにすること。そして小説の楽しみとともに、書く楽しみをお伝えし、若い書き手のお役に少しでも立つこと」を目的に、冲方丁が自作のプロットや再構成、執筆から、主題探しやパロディの勧め、そして、「説得力がない」「文章が下手」と言われた時のアドバイス等を網羅した指南書。
2013/09/07
金森まりあ
半分以上が沖方先生のライトノベルの書き方に費やされていたけど、ライトノベル書き方指南パートよりもそっちの方が興味深く読めた。プロ作家の創作ってこんな風なんですね。やっぱりすごい。俺も沖方丁みたいにすごくて有名なライトノベル作家になるぜ。
2017/05/14
シャル
冲方氏によるライトノベル、というより幅広くストーリーとキャラクターを重視した小説を書くための指南書である。アイディアの出し方とストーリー大枠としての組み立て方から、テーマと集めた素材の使い方切り捨て方、キャラクターの構成や使い方などを、実際に用いられたプロットやアイディアメモで解説していく。それによって単純な書き方だけではなく、同時に冲方氏がどういった考えで物語を構成していっているのかも知ることができるのも興味深い。ラストのFAQは純粋に参考になる。軽快な文でとにかく書いてみようと語りかけてくる一冊。
2015/04/22
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