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いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
辻堂ゆめ
出版社
宝島社
発売日
2016-02-04
ISBN
9784800251176
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いなくなった私へ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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ソルティ

おもしろい!一気読み。ミステリーなんだけどそれだけじゃ終わらない、心に残るものがある。登場人物みんないい人で清々しい。転生して違う人生を歩むのってどうなんだろう。樹の今後が心配ではある。学校にも行かなきゃいけないし。世の中こんな人情が溢れてたらいいのにな。恋心、その応え方も、純粋で真摯でいい。嫉妬心は分からなくはないけどそんなことしても相手の気持ちは変えられないのに、と思う。「「上条梨乃はさ、人が好きなんだよ。(中略)自分の感情に嘘をつかないんだ。(中略)優しいっていうのとはまた違うんだよ。(後略)」」

2019/02/10

utinopoti27

『十の輪をくぐる』の完成度があまりにも高かったので、この作家のデビュー作に手を伸ばしてみた。2014年【このミス大賞】優秀賞を受賞したこの作品は、輪廻転生を利用した青春ミステリだ。カルト教団が絡む超常現象の存在を前提として、自分が死んだ真相に迫るというもの。たしかに斬新な設定ではあるが、プロットの甘さだったり、ミステリにしては安易な建付けだったりと、けして出来の良い作品とは思えない。それだけに、彼女の短期間での成長ぶりは、まさに驚異的としか言いようがないのだ。【辻堂ゆめ】今最も注目したい作家である。

2021/04/13

しんたろー

『あの日の交換日記』が凄く良かったので2冊目はデビュー作を…最近の流行り?とも思える特殊設定ミステリなのだが青春ファンタジーとも言える内容は著者らしい優しさが散りばめられていて好感。正直言って、ミステリとしては粗さが目立つし、先の展開も読めてしまう。また、主人公・梨乃が純粋過ぎて少々イライラもしたが、それは情愛を丁寧に執筆しているからとも思えた。ジャンルとして奇抜な佳作を連発した方丈貴恵さんに軍配が上がるが、心情描写は辻堂さんの高いセンスが光っている。音楽と友情を上手く絡めて、熱くしてくれたのも良かった。

2021/04/26

ちょこまーぶる

ページを捲るスピードが速かった一冊でした。現存しているシンガーソングライターの人とこの本の主人公梨乃を重ね合わせながら読み進めました。本来、ちょっとファンタジーっぽい内容は苦手なんですが、全くそんな感じは感じずに出来れば一気読みをしたいぐらいの気持ちになりましたね。梨乃・優斗・樹の3人がそれぞれに過去の自分と今の自分の存在価値のようなものを見つけ出し行くプロセスを共に追って行くことにこの本の面白さがあるように思いました。誰もが過去と現在の時の流れの中で多少の葛藤をしながら生き続けいると思うからな。

2018/08/11

tenori

死んでいるのに生きている?生きているのに死んでいる?ある日を境に誰も自分の存在を認識してくれなくなったとしたら。辻堂ゆめさんのデビュー作。ミステリー小説に現実に近い要素を求める方には向かないのかもしれないのですが、個人的にはストライク。国民的シンガーだった梨乃の転落死、梨乃の転落に動転しひき逃げされた小学生の樹。大学で音楽サークルに所属する優斗。このトライアングル関係のみが実在を認識できるのは何故?遠く離れた国で伝えられる泉の伝説。カルト教壇による白骨送付事件。その真相は?終盤以降は読む手が止まらず。

2021/07/05

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