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忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)

忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)

忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)

作家
久田 樹生
いながき きよたか
清水崇
出版社
竹書房
発売日
2023-05-30
ISBN
9784801935372
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「忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5)」のおすすめレビュー

「呪怨」「犬鳴村」の清水崇監督最新作『忌怪島』。島に伝わる土着の呪いとVR・最先端科学の入り混じる世界

『忌怪島〈小説版〉(竹書房文庫)』(久田樹生:著、いながききよたか・清水崇:脚本/竹書房)

 西畑大吾(なにわ男子)の主演で話題のホラー映画『忌怪島』(6月16日より全国公開予定)。監督は「呪怨」や、「犬鳴村」から続く“村”シリーズで世の中を震え上がらせた清水崇監督とあって、公開を心待ちにされている方も多いだろう。このほど映画公開に先駆けてノベライズ小説の『忌怪島〈小説版〉(竹書房文庫)』(久田樹生:著、いながききよたか・清水崇:脚本/竹書房)が登場した。著者は清水監督の“村”シリーズでも小説版を手がけた実話怪談の実力派である久田樹生氏。最先端デジタル空間×未だシャーマンが棲む閉鎖的な「島」を舞台にした恐怖の連続――映画より先に読んでしまおうか、実に悩ましい状況だ。

 最先端VRソフト〈シンセカイ・シミュレーション・ルーム:SSSR〉を開発中のデナゲート社は、機密が外部にもれないように、ユタとよばれるシャーマンが未だ棲むとある離島にラボを設けた。SSSRは脳のニューロンネットワークを利用して人間の思考と精神をVR空間に転送し、シミュレーション内のアバ…

2023/6/29

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忌怪島〈小説版〉 (竹書房文庫 ひ 2-5) / 感想・レビュー

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HANA

前作までは村だったが、今度は舞台を島に移しての恐怖劇。物語の様相も変わり、前までは肝試しの若者が酷い目に遭うのと、それに関連した村の因縁が物語られていたけど、本作では最先端の技術VRMMOが話の中心。ただ文中にある様に「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」という有名な言葉のように、自分の頭じゃどうなってるのか科学の説明書みたいに解り辛いところも。ただこういう科学によって未知との通路が開くって設定惹かれますよね。読んでいると名作『回路』を思い出す部分も。とあれ新しい島シリーズ、今後に期待したいです。

2023/06/27

のりすけ

映画観て補填する意味合いで読んだ。このシリーズ(「村」ときて「島」)はノベライズ読まないと分かんない部分があるのが不親切。だけどこれをそのまま映画化したらR指定かかるで!と思うようなハードな内容。映画では意味深に終わったラストもきれいにまとまってて良かった。執拗に左目を狙うイマジョがコワイ。あとがきが一番コワイ。とりま、アッキーナが今回も出てたのが善き…善き?本土にもイマジョ拡散のヨカーン。『忌怪島』本気versionが観たいよぅ。

2024/04/10

さやなか

本文よりも著者のあとがきの方が怖いって言うね。昔読んだ「リングシリーズ」にも似た感も得たが、説明が足りないのか私の知識不足なのもあるが、祟りや呪いという類いのものにVR技術の設定を盛り込ませるのは私的にはラムネにサイダーを混ぜ合わせるようなもので、惹かれる要素が残念ながら薄かったです。絶望の中にも希望を与え、しかし、最後は結局不穏なまま終わる流れはホラーあるあるなので、ならば余計な設定はせず、もう純粋に呪いや祟りを描ききってほしいと1人呟き程度の不満であります。映像ではまた違うのだろうか。うーむ。

2023/09/22

映画観てから読んだ。まあまあかな。

2023/06/18

キナコ

映画を見たが、一部分からない部分もあったので購入。文章だと、またキャラクターの関係性が変わって見える。チーフと主人公の関係とか、チーム感のぎこちなさなども分かりやすかった。読了後に再度映画を見ると、また違った印象がある。

2024/02/22

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