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煙鳥怪奇録 ののさまのたたり (竹書房怪談文庫 HO 638)

煙鳥怪奇録 ののさまのたたり (竹書房怪談文庫 HO 638)

煙鳥怪奇録 ののさまのたたり (竹書房怪談文庫 HO 638)

作家
煙鳥
高田 公太
吉田悠軌
綿貫芳子
出版社
竹書房
発売日
2023-10-30
ISBN
9784801937536
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煙鳥怪奇録 ののさまのたたり (竹書房怪談文庫 HO 638) / 感想・レビュー

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高宮朱雀

年中、怪異は現と虚の間を行き来する。偶然そこに遭遇した人達の体験談はどれも甲乙が付け難く、体験したのがもしも自分だと置き換えると、二度と御免だと言いたくなる話も少なくない。 しかし、せっかくの体験談が言葉足らずになっていないか?と感じられるモノがいくつかあり、そこが残念。読者の想像に任せるというのも一つの手法だが、原稿の字数制限なのか尻切れ蜻蛉感の否めないモノ、著者だけが理解出来ていて、読者が置いてけぼりになっていないかと思われるモノもあり、モヤモヤした読後感。

2023/11/11

佐倉

満を持して煙鳥本人が筆を執った『鏡柱』『ののさまのたたり』が収録。どちらも氏の長編怪談の持ち味ーーー単体では意味不明だったり不思議なだけの話が同じ地域で起きた別の怪談、別の地域で起きた同じ怪談などの類話と集約されることで怖さと好奇心が刺激されるーーーは健在。吉田悠軌の北海道ネタ2作や高田公太の投げ槍オチが光る『すいかみさま』真面目に怖い『襖』などリライトも面白い。煙鳥本人の筆の作品がもっと読みたい気もするが後書きでも書いていた聞き継ぎ語り継ぎのサイクルに妙を見出だすならこのままの体制が良いのかも知れない。

2023/11/16

tow

煙鳥さんシリーズ、好きだなあ。怖くて面白い。一気読みした一冊。もちろん、また書いてほしい。

2024/04/01

eyemu

一つの話を他方から推測する。 怪談の醍醐味って、推測とか仮説にもあるなー。 …って、吉田さんの影響で思うようになった。 A視点、B視点。 同じ話を視点を変えても繋がるから、凄いよね。 もっと論文チックでも面白いと思うんだけど、性質上C県とかD町とかしか表記でかないから物足りなさを感じちゃうよね。

2024/01/26

misui

シリーズ四冊目にして肩の力が抜けた日常回というか飲み口すっきりの飲料のような一冊。個人的には大ネタはあまり得意ではないのでこういうのは歓迎です。「へふぁいもす」「鏡柱」「裏返る夏」。後を引かないとはいえ様々工夫が凝らされているのでそれも見どころですね。

2023/11/04

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