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461個の弁当は、親父と息子の男の約束。

461個の弁当は、親父と息子の男の約束。

461個の弁当は、親父と息子の男の約束。

作家
渡辺俊美
出版社
マガジンハウス
発売日
2014-04-30
ISBN
9784838726530
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「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」のおすすめレビュー

弁当箱に詰めるのは”おかずとご飯”だけじゃない———3年間欠かさず弁当を作り続けた父と子の絆

『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(渡辺俊美/マガジンハウス)

 誰しも「お弁当」にまつわる記憶があるのではないか。苦手なおかずを残したり、慌てて家を飛び出したらお昼前に職員室にお弁当が届いていたり、大事な試験の前に必ずとんかつが入っていたり。

 学生時代、クラスを見渡せば同じお弁当など一つもなかった。だが、私たちはそのお弁当を作り続けてくれた「大切な誰か」にお礼を伝えたことがあっただろうか。

 そして毎日お弁当を作り続ける人たちは、果たしてどんな思いでお弁当箱におかずを詰めているのだろう。毎朝、私は息子のお弁当を作りながらそんなことを考えている。

『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(渡辺俊美/マガジンハウス)に綴られるお弁当の記録は、TOKYO No.1 SOUL SETというヒップホップバンドのメンバーである渡辺俊美さんが、息子の高校進学をきっかけに「3年間お弁当を毎日作る!」という男と男の約束をしたところからスタートする。

■お弁当を作り続ける父、学校に休まず通う息子

 冒頭で明かされたのは、息子・登生(とうい)くんの高校受験失敗…

2018/10/27

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461個の弁当は、親父と息子の男の約束。 / 感想・レビュー

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高宮朱雀

積ん読の中より。やっと読めて安堵。元々、気になっていた一冊でした。 彩りが良く、品数も多い弁当の数々に息子さんへの愛情がダダ漏れで、また息子さんがとても可愛らしい反応を返している事も微笑ましかった。良い親子ですね。 遠足や運動会以外、学生時代、社会人になった後も私一人の為にお弁当を作り続けてくれた母に改めて感謝です。(父は職場の近くで、弟は学食で昼食を取っていたので。) 因みに皆さんの思い出のお弁当の中身などあればお聞きして見たいです。

2021/02/17

本と珈琲

高校受験に無事合格した息子さんの『一度決めたからには必ず3年間、休まず通って卒業する』の宣言を受けて『3年間、毎日お弁当を作る』と男と男の約束を交わした著者。息子さんを思う気持ちがお弁当の一品一品にこめられていて、そして何より美味しそう!最後の三段弁当も有終の美を飾るに相応しいお弁当なんだけど、読了後に改めて1番最初に作ったお弁当を見るとなんとも味があっていい。お弁当が繋ぐ、父と子の絆を感じさせてくれる素敵な本でした♪

2018/11/29

baba

父子家庭の忙しく働く父親が息子にお弁当を作る。毎日の積み重ね、日を追うごとに美味しそうなお弁当に表現され、それが息子に伝わっている事がわかる。自分自身もお弁当作りを楽しもうとお弁当箱や食材を工夫して、かける時間や金額も決めているのも男性らしくとても参考になる。日々継続は凄い力です。

2015/04/10

あじ

息子が必ず高校を卒業すると宣言した時、父は家を空けない限り三年間弁当を作り続けると固く契りを交わした。息子の為だけに作る弁当は、好みを知り尽くした愛情ぎゅうぎゅうのズッシリ感。息子からの反応がメールでダイレクトに届くこともあり、父にとっては大きな励みとなった。父流の弁当編成は日増しに確立。詳しいレシピ集は付いていないが、好評だったおかずの作り方、失敗例、時短技、また愛用の弁当箱や道具、愛読書等を紹介しつつ実際に作った当時のお弁当写真を掲載。食べたくて抗えない気持ちと、親子の良好な関係にほくほくしてしまう。

2014/07/29

ふぅわん

【蓋を開けたら愛がある】父子家庭。お弁当で会話する。いいな。美味しいものを食べてもらいたい。これ美味しいね!なんて言われたら最高!作りがいもある。美味しいものを共有できるっていいよね。「何食べたい⁈」と聞かれたら「何でもいい」ではなくてメニューを指定する!作る方も嬉しくなり家庭の味が増えていく。お弁当って蓋を開けたときの見た目、彩りも大事よね。蓋を開けるときのワクワク感も楽しめる。弁当箱も具材に合わせて購入してる。愛情いっぱいのお弁当写真付き。愛情ごちそうさま。曲げわっぱのお弁当箱、いいなぁ。

2020/01/24

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