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一私小説書きの日乗 新起の章

一私小説書きの日乗 新起の章

一私小説書きの日乗 新起の章

作家
西村賢太
出版社
本の雑誌社
発売日
2018-11-20
ISBN
9784860114190
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一私小説書きの日乗 新起の章 / 感想・レビュー

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おかむら

ケンタの大食い日記も6冊目。掲載誌が野性時代から本の雑誌に変わりました。本の雑誌よ続けてくれてありがとう。今回はなんか買淫増えてねえ?「夜、買淫。大当たり。いつもこうありたいものだ」ってとこツボ! あと夜中の晩酌のメニューを細々書いてくれなくなってしまったのはちょと残念。あのめちゃくちゃな不健康さが好きなのにー。おうちで作るカレーはハウスバーモンドカレー(辛口)だそう。かわいい。タピオカドリンクは半分以上残したそう。でも飲んでみたんだー。かわいい。

2019/08/20

抹茶モナカ

無頼作家の日常の覚え書き。このシリーズは図書館で、何となく手にして読んでいるので、続けて読んでいないので、流れがいまいち掴みきれていない。以前の本と比べると、精神のバランスみたいなもののサイクルについて浮き沈みを記していて、思いのままに酒を呑んで、買淫しているだけじゃないのがわかる。正月休みにテレビ東京『孤独のグルメ』を観て、この本を読んでいると、自分の果たせないものをグイグイ攻めて果たしてくれるので、何だか満たされる部分が一脈通じているように思った。町田康の作品は、必ず読んでいるらしいのは、今回の発見。

2019/01/04

田中峰和

用事がない限り、午後2時起床後、サウナ2時間が日常の生活。口下手な割に、テレビ出演や講演依頼を受けるのはギャラの高さからか。執筆は労多くして益少ないのは分るが、漫画の仕事を減らした蛭子能収みたいにタレントになるのは、寡黙な西村賢太には無理。売れる前から、藤澤清造の月命日に七尾詣でを続け、現在も月に数回の買淫習慣も隠さない不思議な人物でもある。スタイリッシュな作家とは正反対、破滅型の彼の暮らしぶりや本音がファンに受け入れられるのだろう。エッセイやテレビ出演を控え、秋恵シリーズの新作の執筆に期待する。

2019/04/08

hiroshi

好きではない人、初読みの人は「何が面白いんだろう?」となるかもしれない。西村賢太の「スタイル」は中毒性がある。氏に会えるかもしれない、と「苦役列車」初版本を持って鶯谷の信濃路へも何度か行った。単行本・文庫化されている書はこのシリーズの「堅忍の章」をもって全て読破しているはず。ここまで読み続けると私小説という手法はもちろん、この「日記」形式でも、書くこと書かぬこと、上手く分けている(書くべきは大いにデフォルメしてる)のが裏読みできる。らしい最期かもしれない。誰が氏の「書庫」を整理し残すのだろう。

2022/02/26

そうたそ

★★★☆☆

2021/06/08

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