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ラブ&ポップ

ラブ&ポップ

ラブ&ポップ

作家
村上龍
出版社
幻冬舎
発売日
1996-11-01
ISBN
9784877281359
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ラブ&ポップ / 感想・レビュー

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nanasi

読了。夏休みに読みました。

2014/09/01

阿呆った(旧・ことうら)

書かれたのが1996年。テレクラや、当時の流行語「チョベリバ」に時代を感じた。村上龍氏特有の偏執狂的な書き方が、援助交際をする人たちの実存に迫っていると思う。読みやすさと裏腹に、しっかりと問題提起を示している作品だ。

2015/07/10

スナフキン

90年代に女子高生の間で流行した援助交際を女性目線で描いた作品。 日常会話やラジオ、ビデオテープのタイトルなどがノイズのように羅列されているが、何の意味があるのだろう? 本作の主人公は高価な指輪が欲しくて、援助交際を決意する。欲しいときに満たさないと、欲望は消えるからだと説明されているが、納得できない。 それでも、後半に登場するキャラの濃い男二人の御蔭で大分面白い小説になっていると思う。 キャラが立っている上に、妙に生々しい。 最後の落としどころもお見事。

2019/12/28

武田

かつて希望があって、その希望をほとんど消費しきった世界でのお話。彼女、彼らは希望を金で買うことでなんとか生きようとする。金で希望買うことすら禁じられた僕らはどこに行くのか。

2016/02/01

前田

女子高生という主題(あるいは彼女らの作る社会現象)に対して村上龍が取ったアプローチとその結果に関して斎藤美奈子氏が『文壇アイドル論』の中で批判していたような記憶があるが、だいたいあたっているような気がした。女子高生の売春というモチーフを描ききろうとして描ききれていないという印象が強い。

2019/05/18

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