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江戸川乱歩新世紀—越境する探偵小説

江戸川乱歩新世紀—越境する探偵小説

江戸川乱歩新世紀—越境する探偵小説

作家
石川巧
落合教幸
金子 明雄
川崎賢子
奥定泰之(装丁)
出版社
ひつじ書房
発売日
2019-02-25
ISBN
9784894769717
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江戸川乱歩新世紀—越境する探偵小説 / 感想・レビュー

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keroppi

江戸川乱歩研究の最前線。海外の乱歩研究や、資料から分析する乱歩や、映画との関係から分析する乱歩世界や、様々な論文が乱歩の世界を深く追求する。中国の推理小説事情も知れて興味深い。今もなお乱歩の世界は、世界に広がっているのだ。乱歩作品を読み返したくなってくる。

2019/06/12

パトラッシュ

江戸川乱歩の研究書はいろいろ出ているが、海外研究者の視点からの分析は目新しかった。閉所嗜好症や音の描写、出版広告から見た時代性を明らかにする試みは面白かったし、所蔵資料を活用して「類別トリック集成」の成立過程をたどったり乱歩作品の映画との関係を明らかにする部分は現代の読者には興味深いだろう。作家の遺した豊富な資料を活用して内面まで明らかにしようとするなど、ジャンル枠を超えて分析対象となった乱歩研究の最新状況を明らかにしてくれる。誰でもいいからこうした研究を踏まえた乱歩伝を書いてほしいものだが見果てぬ夢か。

2020/03/21

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