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コーヒーカップ4杯分の小さな物語

コーヒーカップ4杯分の小さな物語

コーヒーカップ4杯分の小さな物語

作家
佐藤嗣麻子
川口葉子
青目 海
柚木 恵
出版社
書肆侃侃房
発売日
2006-10-22
ISBN
9784902108323
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ジャンル

コーヒーカップ4杯分の小さな物語 / 感想・レビュー

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野のこ

4杯分の珈琲を飲みながら読む4の物語のコンセプトがニクい演出。悲しみを誘う波の音と耳障りなカラスの鳴き声。報われない話は、飲みきれないほどの苦いコーヒー。スミレさんの太陽と土と樹木と夜の雨と炎の香りのコーヒーとレンゲさんのパセリつきゼリーのカフェ。雰囲気が素敵でした。最後はほっこり暖かいミルクコーヒー。マーサさんの描いた紫や深い藍色の天体、月の満ち欠けのコーヒーカップ、鳥の風景のガラスのコップは私もほしいです。薄々気付いてたけどこの物語はコーヒーにお砂糖たっぷり入れてエスプレッソ風で。②④が好みでした。

2018/02/14

はるき

図書館で柚木麻子さんの名前で検索したら出てきたのが本作。あまり親しみのない作家さんばかりなんだが新鮮でよかった。

2016/10/07

カニ

『一滴…また、一滴。中心から外へ、外から中心へ、静かにゆっくりと。コーヒーの粉は喘ぐように膨らんでは沈み、また膨らむ。部屋が彼の香りで満たされる』4人の女性が紡ぐコーヒーにまつわる物語♪美味しいコーヒーが飲みたくなりました(笑)僕の夏休みも残りあと2日になりましたが・・・みなさんも、素敵な夏をお過ごし下さい☆

2017/08/13

えり

珈琲の魅力に取り憑かれてしまったような、ほろ苦くて、夢の中のようなお話が4作。お話ごとに、ここではないどこかへ心が連れて行かれる気分になります。実際に珈琲を飲みながら浸るこの世界は、とても心地よいものでした。装丁もお洒落で持ち歩きたくなる一冊です☆

2013/05/23

のぶぶん@今年は心を鍛えます

「京都カフェ散歩」の川口葉子さんが書いていると知って図書館で借りた本。4人の著者はいずれも女性で、コーヒーが好きで、本職の作家じゃない(著者のプロフィールを見ると)だから少し新鮮で変わった感じの作品が4つ。ちょっと癖はあるけど、短いので僕でも大丈夫だった。それぞれの作品に合わせて違う味と淹れ方のコーヒーを飲みたくなるような小さなアンソロジーでした。装丁も洒落てるし、中の写真もモノクロでいい感じ。もう一度読み返して、気に入ったら、買うかもしれません。

2013/02/11

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