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わけいっても、わけいっても、インド

わけいっても、わけいっても、インド

わけいっても、わけいっても、インド

作家
蔵前仁一
出版社
旅行人
発売日
2009-08-01
ISBN
9784947702654
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わけいっても、わけいっても、インド / 感想・レビュー

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りー

タラ・ブックスの本で知った、インド先住民アートの世界。なるほどー、タラ・ブックスが出てくる前から、見る目がある人は注目していたのか。日本には新潟県の十日市町にミティラー画の美術館があるそうで、びっくり。是非行ってみたいです。著者は、描き手が住んでいる村々を訪ねていく。途中までは電車で行くけれど、何処のどの村に壁画があるかは、口コミ頼り。親切な住民の好意でバイクの後ろに乗せてもらって旅をする。女性は絶対に同じことはできないと思うけれど、一緒に旅している気持ちで楽しみました。

2021/08/02

DEE

アディヴァシーというインド先住民のアートをめぐる旅の記録。 インドとアートが自分の頭の中でうまく結びつかず、あまり期待せず読み始める。しかしそんな心配は無用で不思議に後を引く面白さ。 中には寝ぼけた子供が左手で書いたような稚拙なものもあるのだけど、これがなかなかいい味を出していてつい欲しくなってしまった。まぁ、こういうのは現地にいるからよく見えるのであって自室では浮きまくる可能性は否定できないのだけれど。 一般旅行者があまり行くことのない地方の写真も旅心をくすぐりまくる。

2020/10/02

ガンジス川沐浴子

すごく良い本。 白黒文章ページとカラー写真図版ページと交互になっていて、地図で地名を把握しながら旅行を共有しているような気分に。 アディヴァシー(インド先住民)の壁画を探し集めるローカル旅。

2021/10/18

Toshi

インドの旅のオーソリティ、蔵前仁一さんによる、アディヴァシー・アートを巡る旅の記録。普通の観光客は訪れない街や村を、日本で得た断片的な情報と、おせっかいなインド人に頼りながら、家の壁にしか残っていない希少なアートを探し歩く。言葉も通じない中、辿り着いた小学校で、先生が生徒を集めて「家の壁に絵が描いてある人」と手をあげさせて探り当てるなどのエピソードには笑ってしまった。これらアートはプリミティブだけど、どれも素晴らしく、ぜひ一度本物をこの目で見てみたい。

2020/07/30

ぺんぐぃん

本書は10年前の発行。豪華なカラー写真がふんだんで幾分情報は古いと思われるが、インドの僻地の雰囲気をよく伝えていた。インドにヒンズー文化が流入する前の先住民、アディヴァシーの室内壁画や織物などを夫婦で訪問する、およそ観光的ではないインド旅行。私がバックパッカーだった40年前よりは随分国内インフラも改善されてはいたようだが、相変わらず飛び込みでのホテルチェックインや、駅やバスステーションでのチケット確保など、なかなか大変そうでした。プーリーやプネーなど滞在した都市が取り上げられていたのも懐かしい。

2019/12/08

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