2024年のラッキーナンバーは? 琉球風水志・シウマさんが教える2024年の開運行動と数字で運気を上げるコツ

暮らし

公開日:2023/12/26

シウマさん

 テレビでも大人気の琉球風水志・シウマさん。このほど、いい数字を使うことで運気を上げる「数意学」についてわかりやすく解説した著書『スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる!』の文庫版が2023年12月28日(木)に飛鳥新社より発売される。スマホの番号や暗証番号をはじめ、身の回りにある数字を「変えるだけ」で開運するとはどういうことなのか? シウマさんにお話をうかがった。

advertisement

数の力で運気を上げる「数意学」

――シウマさんが本でも伝えている数字による開運術の「数意学」とはどんなものなのか。まずは簡単に教えてください。

シウマさん(以下シウマ):「数意学」はもともと姓名判断の吉凶数からきています。世の中を見回せば名前の画数以外にも数字はたくさんちりばめられていますから、身近にある例えば暗証番号などの「変えられる数字」を「いい数字に変える」ことによって、いい運気にしていきましょうという考え方が数意学になります。

――お母様が編み出されたということですが、本の中にはご自身が「数字の力」に衝撃を受けたエピソードがありましたね。

シウマ:実は僕はもともとそういうのは信じないんですね。占いとかは好きじゃないですし。でも、母の助言によってほんとにうまくいったことがあったんです。一番は野球でのことで、母は技術的なことはわからないんですけど、ライバルチームの生年月日と名前と背番号から、「この子は強気な性格してるから、初球から決め球なげてくる」って。「そんなわけあるかい」ってバッターボックスに立ったら、本当に決め球を投げてくるんですよ。あれ?って思って、そのあと1~2年は半信半疑で試したんですが、やっぱり母の言うことを聞いたほうがチーム成績がよくて。なので3年目からちゃんと聞くようにしたら個人成績も上がって。そういう経験から「ない」世界じゃなくて、「ある」世界だなと思うようになりましたね。

――数字の力…すごいですね!

シウマ:「いい数字」に変えることが開運につながるのを実感したのは、自分の携帯番号の下4桁を足した数字を変えてみたことですね。最初は足して「11」となる番号を選んだんですが、そうしたら自分の素直さとスピード感が出てすぐに東京に行くことになったんです。でも一方で、どこか周りに振り回されたり、やさしさも足りないみたいな面を感じて、人格面に恵まれる「15」に変えて。そうしたら今度はやさしくなりすぎて「らしさ」まで消えてしまったので、スター性や独立性につながる「17」に変えました。そうしたら芸能の仕事が来るようになって、芸能の事務所に所属してメディアにも出るようになったんですね。

――数字でそんなに運気が変わるんですね!

シウマ:たとえば電車の改札にも番号が書いてありますよね。吉数字を覚えていたら、できるだけその数字を通るようにしたらいいし、駐車場や駐輪場、飛行機の座席番号とか、数字を選べるタイミングがあったら吉数字を選べばいいわけです。飲食店の下駄箱の番号だったり、ほんとにいろんなところにありますから。

まずは吉数字を覚えよう!

シウマさん

――本には数字の意味が「80」まで出ています。全部覚えたほうがいい?

シウマ:基本的には吉数字を覚えておけばいいです。琉球風水では、知らないよりは知っていたほうがいい、やらないよりはやったほうがいいという考え方をしますから。よく「運も実力のうち」と言いますけど、吉数字は運のいい数字ですから、知っていて使えるなら使ったほうがいいし、そのほうが上に上がれるという考え方になります。ちなみに吉数字に入ってない数字は基本的に凶数字と考えればいいでしょう。どっちもどっちな数字もあるにはありますが、そういう数字はパーソナルな運気が高いときにはいい面が出て、そうでないときにはマイナスに出るという考え方なので、基本的には凶扱いになるんです。

スマホ暗証番号を「8376」にした時から運命は変わる! P48-49

――もし悪い番号を割り振られてしまって変えられない場合はどうしたらいいでしょう?

シウマ:変えられない数字は基本無視する。どうしようもないですからね。なので身近の変えられる数字を変えることによって、凶数字を補うようにすればいい。打ち消すみたいなものですね。変えられないからどうしようじゃなくて、変えられるところに目を向けようというポジティブな考え方でいいんです。たとえば誕生日なんて変えられないわけで、だったら未来を変えていけばいいんです。

――変えられるものを変えていけばいいって、すごく合理的ですね。

シウマ:琉球風水は基本的に合理的なんです。よく風水と琉球風水はどう違うかって聞かれるんですが、どちらも基本的には物理の法則で、動くから変わる、変えるから変わるんです。たとえば目覚ましの時間だったり、降水確率だったり、我々は数字を見て行動を変えていますよね。あるいは体温、血糖値、尿酸値みたいな数値で健康状態を見たり、テストの点数で喜んだり悲しんだりもします。つまり数字にものすごく動かされているわけで、それって数字で動くことにも慣れているということでもあります。琉球風水では「動くこと」を大前提として考えるので、数字による「動きやすさ」を利用していくわけです。そして動き出したら、それだけでも「開運」です。

――ちなみにシウマさんは、日々、どのくらい数字に気をつけてるんですか?

シウマ:全然気をつけていません。

――え?

シウマ:基本的には変えられる番号はすでにいい番号にしてあるので、普段はそこまでは気にしてないです。改札なんかでも吉数字になればいいかなくらいで、その数字のためにわざわざという感じではないですね。

――なんだかちょっと安心しました。覚えたら覚えたでそのことに囚われてしまいそうなので。

シウマ:その必要はありません。現実優先というのも琉球風水の基本です。たとえば駐輪場で吉数の場所はないけど凶数があいているなら、そこにとめてOKです。本来の運気は変わらないしひとつくらいいいいや、とか、そこしかないなら今日1日は少し気をつけようくらいの感覚でいいんです。

――それなら日々の心がけレベルで変えていけそうですね!

シウマ:よく携帯の番号を変えるのはハードル高いって言われますけど、とはいえそういう大きいものを変えるからこそ運気も大きく変わるわけです。でも難しかったらできることをやればいい。たとえばアラームを7時に設定している方は7時1分にしてください。ゼロは身になりませんが1は吉数字ですから。あるいは吉数字を書いた紙をポケットに入れておくのでもいい。吉数字を自分が持っているという状態を作るだけでもいいんです。

2024年はスピード勝負の年

シウマさん

――せっかくなので2024年の運気についても教えてください。来年はどんな年になるんでしょう?

シウマ:2024年は暦の上で「甲辰 三碧木星(きのえたつ さんぺきもくせい)」という星の年になります。一言でいうと「スピード勝負の年」で、時間を上手に使える人ほど開運します。しかも前半勝負で、時間的には日の出から午前10時くらいにいろいろ終わらせるのが理想ですが、なかなか難しいと思うので上半期を勝負どころと考えてください。5分前、10分前行動、もっというと集合時間の1時間くらい前から現地で時間を有効活用するとか、いかに時間の余裕を持てるかどうかが大きなテーマになってきます。なお後半での巻き返しは難しいので、7、8月までに後半の分まで見通しが立てられるといいですね。

――ちょっと忙しい感じなんですね。

シウマ:立ち止まって考えるのはNGで、何事も動きながら考える感じです。せっかちな世の中になるので、おおまかな目標や計画を持ちながらも、そのときの状況に応じて進んでいくといいでしょう。とにかくスピードが速いので、やり慣れていることでもミスが多くなりがちですが、そういうのもあらかじめリスクを考えながら動くのがおすすめです。

――意識したほうがいい数字はありますか?

シウマ:「11」「23」「21」がいいですね。「11」はスピードを意味するので、天が味方をして流れがスムーズになります。早い中でも上手にスピードを調整しながら進んでいけるという特徴を持っています。「23」は天才肌の数字なのでピンチをチャンスに変えていけるし、コミュ力も高くてスピード感もある。「21」は先を読む力と実行力が抜群という特性があるので、速さにも特化して先を見る力につながります。

――とにかくスピードなんですね! 何事も前倒ししなければ!

シウマ:2024年は仕事運がよければ、もうそれでOKという一年になります。イメージ的にいうと、仕事とかこれから自分が生きていく上で必要なことに対して8割かけられるかどうか。プライベートを充実させよう、恋愛をなんとかしようというより、仕事人間のほうが基本的に来年は運気が高い。前半で一年分稼ぐくらいのつもりでやれば、あとは流れるままに進んで理想的です。

「三碧木星」を自然界のエネルギーに当てはめると「雷」なんですよ。突発的にすさまじいエネルギーを放出するというところもふまえて、やはり前半勝負なんですね。ちなみに雷=電気なので、来年は電波障害も起きやすい。落雷による停電、通信障害も起こりそうな感じがしています。なので、電子マネーと現金は両方もっておくとか、デジタルの時代だからこそアナログに対する意識を持っておくのが大切な一年にもなりそうです。

シウマさん

――ちなみに運気というのは社会全体にかかるものじゃないですか。これを自分目線で捉え直して行動に反映させていけば、運気が上がるという風に考えていいんですよね?

シウマ:今お話ししたことは、あくまでも暦を読み取った結果です。暦というのは自然を観察してできあがっているもので、言ってみれば春夏秋冬のそれぞれの過ごし方と同じなんですよ。夏には夏の過ごし方があるし、冬には冬の過ごし方があるし、それに逆らうと体調不良につながりますよね。なので、あくまでも暦の流れにはこういう特徴があるから、それに沿ったほうが物事がスムーズにいきやすい。それこそが「開運」です。みなさん開運というと何かしら「ラッキーを待っている」ところがありますが、開運とはそうではなくて、何事も問題なく自分のやりたいこと、目的地にスムーズに進むこと、ちょっと早めにたどり着くことなんです。

――なるほど。物事をスムーズに進めるにも暦の運気を味方につけたほうがいいわけですね。

シウマ:そのほうが達成しやすいですね。とにかく早め早めの一年を心がけてくださいね!

取材・文=荒井理恵 撮影=水津惣一郎

あわせて読みたい