すべての女子に贈る爆笑&辛口エッセイ!

新刊著者インタビュー

更新日:2013/12/4

ややこしいのも、悪くない!

 本書に、〈女は生まれた時から「専業女子」という生き方の中で、苦しみ、もがき、おぼれそうになりながらも、幸せという島を目指して泳ぎ続けているの〉という一文がある。あらためて、“専業女子”とはどういう意味なのか、尋ねてみた。
「女である自分がとても嫌に感じるときって絶対あると思うんですね。でも、嫌でも自分とは向き合わなきゃいけない。一生“女”として生きていくからには自分を受け入れて女としての生き方を楽しもうよ! そんな意味を込めています」

〈世の中、そんなに甘くないのよ〉〈そうよ、貴女はアシスタント!〉〈いつまで引きずって悲劇のヒロインぶってるのよ?〉……あらゆる悩みに一刀両断、耳が痛くなる指摘も多い。でも、その分〈魔性の女にコロっとひっかかるような男、わざわざ付き合う必要なんてないのよ〉〈人を恨んだり嫌いだと思っている時間って無駄だし、そんなことにエネルギーを費やす必要はないの〉という励ましの言葉が、心底身に染みる。まるで、“辛辣だけど傍にいてほしい”、そんな友達のような距離感なのだ。
「私自身、たくさんの方の相談を読んで感じること、学ぶことがたくさんあります。私は完璧なわけじゃないし偉いわけでもない、それなのに相談をぶった斬るとかほんと、あんた何様?みたいな立場なのですが……だからこそ、私が一方的に上から目線で頑張れとエールを送るのではなく同じ目線で私も頑張るから一緒に頑張ろうよって励ましたいんだと思います」

 険しい茨がのびまくりのオンナ道。でも、思うほど悪いもんじゃない。「男も女も、ややこしいから面白い」と、ゴマブッ子さんも言うように。
「『専業女子』ってなんとなく堅苦しいタイトルですが、“ちょっと疲れてるな〜”“最近笑ってないな〜”“考えすぎて出口が見えないな〜”、そんな人にクスっと笑って元気になってもらって、また明日から頑張ってみようって思ってもらいたい気持ちで書きました。女子という長い人生の中の、ちょっとした息抜きになればいいなと思っています」

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取材・文=岡田芳枝 写真=下林彩子

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