「SUPER JUNIOR」が来日!18年愛されている、その理由がわかった3日間【34枚撮り下ろし写真も掲載!】

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更新日:2022/4/9

「SUPER JUNIOR Japan Special Event 2022 ~Return of the KING~」囲み取材レポ(4月3日実施)

■「油そば、つけめん…」日本食を満喫!

 “日本のファンに直接会いたい”というメンバーの願いが実現した3日間。約2年ぶりとなる日本公演の期間中に行われたマスコミ向けの囲み取材にもそろって参加し、熱い気持ちをそれぞれの言葉で語ってくれた。質疑は賑やかに行われ、メンバーたちの仲の良さと日本のE.L.F(SUPER JUNIORファンの呼称)への愛情を感じさせるものとなった。

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 取材会場に姿を見せると、まずリーダー・イトゥクの声掛けで「僕たちはSUPER JUNIORです!」と力強く日本語で挨拶した8人。イトゥクは「久しぶりの入国で日本語をかなり忘れていて。空港関係者に(日本語で)『日本語は上手じゃないです』と答えたら、(逆に)日本語ができると思われてしまったようで……。聞き慣れない日本語の質問に『ハイ、ハイ』と答えていたんですが、それが『熱は37度以上ですか』『隔離施設ではなく別途のホテルで隔離されますか?』といった質問だったみたいで……(笑)」と、“入国時の失敗エピソード”を披露した。

 メンバーはみんな日本食が大好きだと言い、代表してイトゥクが「着いてすぐに、(メンバーみんなで)食べたい料理の“バケットリスト”を作りました。油そば、つけめん、ラーメン、うどん、ひつまぶし、もつなべ、鉄板焼き……1日3食、そのリスト通りに食べています」と打ち明けると、キュヒョンも「隔離中も、部屋に配達をしてもらっておいしいお店のお料理を食べていました」と笑顔で語った。

■シウォンが隔離期間中も髪をセットしていた理由は…

 入国後の隔離期間も、それぞれ最大限に楽しんで過ごした。ほかのメンバーより一足先に入国したヒチョルは「YouTubeで僕の大好きなバンド、X JAPANやLUNA SEAなど日本のロックバンドの音楽をずっと聴いていました。隔離が明けてからは、まだ隔離期間中のメンバーたちを見ながら僕はおもいきり遊んでました」と語り、日本語で(メンバーに)「俺が先輩だ!」と胸をたたいてみせた。

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 一方、「本を読みホームトレーニングをたくさんしましたし、そんな風にしていると一日一日があっという間に過ぎていきました」と隔離期間を振り返ったのはシウォン。イトゥクに「シウォンさんは(期間中)ずっと髪をセットしていました」とイジられると「いつビデオ会議が始まるかも分かりませんし、僕らのことを応援してくださっているファンの皆さんのために撮影することも考えて、いつも準備していたんです」と100点満点の回答で応じた。

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■「拍手一つですべてを感じることができました」

 隔離期間を経て、ステージで待ちに待った日本のE.L.Fとの再会を果たした。ステージ上で感極まったウニョクは、イベント本番中の心境を問われ「スタート前にメンバーとステージ下で待機していたんですけど、メンバー同士、『日本に初めて来たときのようにときめくね』と話していました。ステージに上がって歌い始めたら、日本のE.L.Fの方が涙を流していて……その姿を見たら、僕もずっと我慢していた涙がこぼれてしまいました」と回想。「メンバー同士で、歌詞を間違えたり振り付けを間違えたら罰金を払うということを決めていたんですけれど、僕は泣いてしまって歌詞を間違えたので、5万ウォン払わなければいけません(笑)」と苦笑いで打ち明けた。

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 新型コロナ対策のため声援のかわりに一生懸命拍手するE.L.Fたちの姿が印象的だった今イベント。イトゥクは「拍手を1回1回聞くたびに、感動と涙と嬉しさとときめきを感じることができました。『愛し合っている者同士なら会話がなくても目だけで分かり合える』という言葉があるように、拍手一つだけでも僕たちはすべてを感じることができました」と、客席との一体感を振り返った。

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■イェソン「一緒に歩く同伴者のような関係」

 それぞれソロ活動も活発なメンバーたちに「グループは皆さんにとってどんな存在ですか?」という質問も。図らずも、グループとして過ごしてきた年月にそれぞれの言葉で思いを馳せる特別な時間となった。

 リョウクが「もしSUPER JUNIORじゃなかったらこんなに活発にミュージカルに出たり、ソロアルバムを定期的に出したりできただろうかと思います。僕にとって本当にありがたい存在です」と感謝の言葉を述べれば、ドンへも「メンバーたちに出会えたことが人生で一番の幸せだと思っています」としみじみ。

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 イェソンは「メンバーのみんなはともに夢を成し遂げて一緒に歩いていく同伴者のような関係だと思います」、リーダーのイトゥクは「ファンの皆さんに会わせてくれるとても大切な架け橋ですね。もし父と母が出会わなければ僕も生まれなかったと思いますが、僕にとってSUPER JUNIORもそれと同じような存在です。“時間が経ってもずっとその場所にいてほしい”というのが僕のささやかな願いです」と、グループの未来にも思いを馳せた。

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■ウニョク「シルバータウンのような存在」

 イトゥクの見事なコメントに、続くヒチョルは日本語で「あー、ムズカシイ」とボヤキ節。その後、「『職場の同僚』と答えようと思っていたんですけど、イトゥクさんがすごく感動的なコメントをしたので……最初は契約で結ばれた関係でした(笑)」と前置きし、再び日本語で「今は、本当に“ともだち”です。ともだち、ともだち」と、メンバーらと固い握手をしてみせた。

 ウニョクが「歳をとってもずっと一緒にいられる“シルバータウン”のような存在」と愛着を語れば、シウォンは「SUPER JUNIORにはクレイジーじゃない人はいない。だから僕にとってのSUPER JUNIORは……精神治療院」とオリジナリティあふれるコメントを残して取材陣を沸かせた。力の入った先輩たちのコメントを受け、トリを飾ったマンネ(最年少)のキュヒョンは「(SUPER JUNIORは)いい兄さんたちです」とあっさりしたコメントで笑いを誘った。

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 ステージ上でも、取材陣を前にした囲み取材でも変わらぬ明るさとE.L.Fや日本への愛情を見せてくれたSUPER JUNIORのメンバーたち。最後はリーダーのイトゥクが「今年もアルバムを出したりコンサートをしたり精いっぱい活動していきますので、たくさんの関心と愛をお願いします」と語り、全員で「僕たちはSUPER JUNIORでした!」と日本語の挨拶で、気遣いあふれる囲み取材を締めくくった。久しぶりの日本での再会を経て、2022年はどんな活躍を見せてくれるのか楽しみにしていたい。

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(取材・文=『ダ・ヴィンチ』編集部 撮影=かくたみほ、田中聖太郎)

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