あなたはそれでも愛せますか? 垂れ流し猫「シロミ」と十数匹の猫たち&両親との日常を描く猫コミックエッセイ
『それでも猫は出かけていく』(ハルノ宵子/幻冬舎) わたしたちがペットを飼いたいという欲求は一体どこから出てくるのだろうか?寂しさを紛らわすため、あるいは何かに愛情を注ぎたいからだろうか。受けたいから? 与えたいから? もちろんその理由は人に…
『それでも猫は出かけていく』(ハルノ宵子/幻冬舎) わたしたちがペットを飼いたいという欲求は一体どこから出てくるのだろうか?寂しさを紛らわすため、あるいは何かに愛情を注ぎたいからだろうか。受けたいから? 与えたいから? もちろんその理由は人に…
最新作『すばらしい日々』や世界的ベストセラー『キッチン』ほかよしもとばなな作品が一挙電子化! 電子書籍ストアhontoでは、「よしもとばなな特集」ということで、厳選10作品を対象に、10%ポイント還元キャンペーンを実施中。 対象には、父・吉本隆明と母…
最後の自筆連載となった『dancyu』の食エッセイ40話を単行本化。淡々と平易な文体で食を語っている。また各々のエッセイに対し、長女のハルノ宵子が追想を書き下ろした贅沢な一冊であるが、家族しか知りえない「巨人」の日常を描いて興味深い。
平凡でぼんやりして、でも著者とは妙にうまが合った飼い猫フランシス子。出会いから老い、病、死までを、「戦後思想界の巨人」吉本隆明が語った。著者が死の3カ月前に発した飾らない言葉の数々に、愛猫への深い思いが滲む。猫好きには涙なしでは読めない一冊。
湊今年3月16日、思想家・詩人の吉本隆明が肺炎で亡くなった。 生前親交が深く『ほぼ日刊イトイ新聞』でも対談を重ねてきた糸井重里が、『ダ・ヴィンチ』7月号で追悼の思いを語った。 「どう考えたらいいかわからなくなった時に問いかけることができる人でし…
750回忌だった2011年、ちょっとした親鸞ブームが起きたが、その後、震災や原発問題を経て、吉本隆明が親鸞について語り尽くした。糸井重里との対談をはじめ、あらゆる考察が興味深い。合計420分もの講演5本を収録したDVD付き。凝った装丁デザインも必見だ。
女学生時代の田辺聖子を夢中にさせた『風と共に去りぬ』、助監督時代に大島渚が読んだサルトル、北杜夫の幼少期の思い出がつまったファーブルの『昆虫記』――。わが国を代表する73人の表現者が、思い出の本にまつわるエッセイを発表した「朝日新聞」連載の単…