ネタ満載。繊細で麗美な仮面をつけたドSギャグマンガに乙女はギャップ萌え死
タイトルは「ほおづきのれいてつ」と読みます。ほおづきとは、地獄におわす閻魔大王の第1補佐官・主人公の鬼灯(ほおづき)のこと。
本作は、第57回ちばてつや賞一般部門で佳作受賞作の『非日常的な何気ない話』を元にした読み切り作品『地獄の沙汰とあれやこれ』を、さらに『鬼灯の冷徹』と改題して漫画雑誌『モーニング』で連載中の作品。またダ・ヴィンチ3月号特集「次にくるマンガランキング」では圧倒的票数を集めて第1位に輝きました。
【鬼灯のスペック】スマートにバリバリ仕事をこなす。地獄の誰もが認める敏腕。超優秀な人材。基本的に無表情。たまに、静かにキレる。鬼ドS。
そんな鬼灯くんが、持ち前の冷徹さを発揮して、地獄でバリバリ仕事をしたり、次々湧き出てくる難問をさらっと、ときには強引に解決したり、地獄の無能な鬼ども(上司である閻魔大王も含む)を虐げたりするギャグマンガです。
絵柄はまるで日本画のような流れるタッチで繊細、麗美。切れ目な鬼灯くんもどこかエキゾチック、というより古風な日本人顔をしていて、一見、美的な敷居の高さを感じさせるかもしれませんが、読み進めてみると、出てくる…