「表面的な過剰さをそぎ落としたとても静かな本です」美術監督・種田陽平が初の児童書刊行!
「スワロウテイル」「キル・ビル」「THE 有頂天ホテル」など数々の映画を担当し、日本アカデミー賞・優秀美術賞を幾度も受賞している美術監督・種田陽平。2011年には紫綬褒章を受章するなど、名実ともに日本を代表する美術監督の一人だ。 実写映画美術の技術でアニメーション映画の世界を三次元に建ち上げた「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」、また映画「思い出のマーニー」とその展覧会「思い出のマーニー×種田陽平展」などの美術監督の仕事を通して、児童向けの作品を作る楽しさを知り、経験値を高めてきたと語る種田。
そんな彼が、40点にのぼるイラストレーションを描き下ろし、気鋭の作家・野山伸のシンプルで、研ぎ澄まされた文章とコラボレーションした児童書『ステラと未来』が、2015年9月11日(金)に発売となった。 「読むものも観るものも、刺激たっぷりの作品が世の中の主流ですが、『ステラと未来』は、表面的な過剰さをそぎ落としたとても静かな本です。 少女の一言から、少年の佇まいから、読む人が感覚や想像力を起動させ、主人公たちの世界に入り込んで楽しむ余地がたっぷりある作…