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「小林由香」のレビュー・書評

女子少年院で少女たちと向き合う「篤志面接委員」。未成年犯罪者の“更正”について考えさせる傑作ミステリー小説

女子少年院で少女たちと向き合う「篤志面接委員」。未成年犯罪者の“更正”について考えさせる傑作ミステリー小説

未成年による凶悪犯罪が起こってしまったとき、世間ではよく厳罰化の議論がまきおこる。現在の「少年法」では満14歳以上で罪を犯した場合は刑事責任が生じるが、それより下の年齢であれば刑事責任を問わず、児童福祉法が適用されて収容先も「少年院」となる…

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襲われた自分を救った恩人を見捨てて逃げてしまったら…世間からの誹謗中傷と自らの過ちに向き合う術は

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理不尽な暴力を受けた者は、肉体だけでなく、心にも深い傷を残す。その心の傷は復讐によって癒えるのか。そんな暴力によって傷を負った人の魂の救済についての物語を描いてきた作家、小林由香氏。最新作『イノセンス』(KADOKAWA)もまた復讐と救済について…

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