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「石井光太」のレビュー・書評

親族間での殺人事件が減少しないのはなぜか? 一般的な家庭に唐突にもたらされた7つの事件が問いかける真実

親族間での殺人事件が減少しないのはなぜか? 一般的な家庭に唐突にもたらされた7つの事件が問いかける真実

日本の殺人事件(認知件数)は、1954年の3081件をピークに減少傾向にあり、近年は800~900件台で推移している。ところが、家庭内を主とする親族間の事件はここ30年ほどで400~500件と長らく変わっておらず、むしろその割合が高まっている。具体的には、20年…

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障がいがあっても生まれた階層によって適切な支援を受けられないことも…「知っている」と思っている人ほど知らない「日本の格差」

障がいがあっても生まれた階層によって適切な支援を受けられないことも…「知っている」と思っている人ほど知らない「日本の格差」

このルポルタージュと出会えてよかった。石井光太氏が手掛けた書籍を手に取ると、いつもそう思う。『物乞う仏陀』(文藝春秋)でデビューして以来、石井氏は15年以上、世界と日本の貧困や格差問題を取材。講演も開催し、学生たちに格差と分断の真実を伝え続…

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常識を凌駕する「現実」に打震える

常識を凌駕する「現実」に打震える

この作品は「泣ける」「笑える」「ハラハラドキドキ」といった、あらゆるアイコンを拒否する。常識的な本につけられるアイコンは、彼の著作にはまったくそぐわないのだ。 この本は、『物乞う仏陀』や『神の棄てた裸体』など発展途上国の取材すらされない貧困…

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震災の真実を伝える、遺体をめぐる数々の証言

震災の真実を伝える、遺体をめぐる数々の証言

本記事は、2013年に公開したものです。 東日本大震災から2年。映像、写真、活字のなかでさまざまな報道がなされてきた。 被災地を訪れるテレビ番組では、被災後すぐの瓦礫の山の中で、あるいは自衛隊が捜索活動に専念する模様が取材され、あるいは一面の荒れ…

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