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「早見和真」のレビュー・書評

八月は血の匂いがする――母と娘を繋ぐ“見えない鎖”が凄惨な事件を引き起こして…? 早見和真『八月の母』

八月は血の匂いがする――母と娘を繋ぐ“見えない鎖”が凄惨な事件を引き起こして…? 早見和真『八月の母』

母と娘の間にある呪縛を題材にした小説は多々ある。けれど、これほどまでに親子でい続けることの難しさを直視し、切っても切れない鎖の重さを丁寧に落とし込んだ作品と出会ったのは、初めてかもしれない。 『八月の母』(早見和真/KADOKAWA)は、そんな感想…

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元・高校球児の作家が書くコロナ禍のリアルな高校球児たち――予定調和・綺麗事を排したノンフィクション

元・高校球児の作家が書くコロナ禍のリアルな高校球児たち――予定調和・綺麗事を排したノンフィクション

『あの夏の正解』(新潮社)は小説家・早見和真氏による初のノンフィクション作品である。題材は2020年、コロナ禍により春夏の甲子園が中止となった高校野球。愛媛の済美高と石川の星稜高という強豪チームを、夏の甲子園中止決定直前から夏を終えるまでを追…

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もしも、この官房長官が誰かの“操り人形”だったら…? 腹の底が知れない青年政治家の本性とは――

もしも、この官房長官が誰かの“操り人形”だったら…? 腹の底が知れない青年政治家の本性とは――

『笑うマトリョーシカ』(早見和真/文藝春秋) 何年経っても、結末に辿り着いた時の衝撃が忘れられない小説は誰にでもあるだろう。筆者にとって、早見和真氏が世に送り出した『イノセント・デイズ』(新潮社)は、そんな1冊だ。 フィクションだとわかってい…

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