上白石萌歌「枕元のテーブルにはいつもヨシタケシンスケさんの絵本を並べています」
現在放送中の朝ドラ『ちむどんどん』ではヒロイン・暢子の妹役を、ドラマ『金田一少年の事件簿』ではヒロインの七瀬美雪役を演じるほか、名前を見ない日はないというくらい多忙を極める上白石萌歌さん。本好きの彼女は、心を正しい場所にリセットしてくれるというヨシタケシンスケさんの絵本を枕元のテーブルにいつも並べるほど、大のヨシタケさん好き。そこで、萌歌さんに最新刊『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(白泉社)の魅力についてお話を伺いました。
(取材・文=立花もも)
――上白石さんは、以前ラジオで長濱ねるさんに、ヨシタケシンスケさんの『あつかったら ぬげばいい』を“前向きな気持ちになれる本”として薦めていましたよね。
上白石萌歌さん(以下、上白石) 私も、友達から『あるかしら書店』をクリスマスにプレゼントされたのが、ヨシタケさんと出会うきっかけだったんですよ。以前から、本屋さんで見かけたことはありましたし、その友達がヨシタケさんが描くキャラクターのLINEスタンプを使っていたこともあり、一度見たら忘れられないユニークな絵だなあとは思っていたんです。色合いも素…