お菓子作りにこんなに「しなくていいこと」があったなんて! 人気パティシエ・ショコラティエが提案する「お菓子の新しい作り方」

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公開日:2023/3/31

「しなくていいこと」がたくさんあった! 新しいお菓子の作り方
「しなくていいこと」がたくさんあった! 新しいお菓子の作り方』(江口和明/KADOKAWA)

 SNSで日々発信をしてお菓子の魅力を広めている江口和明氏。デリーモブランドのシェフパティシエであり、7店舗も運営しているのを知ったときには驚いた。現役のパティシエが、こんなにも毎日SNSで発信をしているのだから…。

 江口氏がSNSを始めたからこそ、気づいたことがあったのだという。それは、江口氏のレシピを見たフォロワーから「〇〇をしなくていいんですね」「〇〇をしなくても簡単においしく作れました」といった声が寄せられ、今までのお菓子作りには「しなくていいこと」がたくさんあった、ということを。

 その気づきをもとに、お菓子の新しい作り方の提案をしようと制作した本が、『「しなくていいこと」がたくさんあった! 新しいお菓子の作り方』(KADOKAWA)だ。

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 これまでのお菓子本でよく見た、「粉は数回に分けて加える」「生地はふんわりと混ぜる」などは、しなくていい。「卵を十分に泡立てているから粉を一度に入れてもしぼまない」「しっかり混ぜることで生地が均一になるからふっくら焼き上がる」といった、プロの技術からなる説得力で、「しなくていいこと」を分からせてくれる。

 面倒だからしない、ではなく、必要がないからしない、のだ。この斬新かつ難しいことを考えなくていい作り方が、お菓子作り1回目で大成功したい人、過去にお菓子作りに失敗して落胆した人、お菓子作りが大好きな人などに届いてほしい。もっとお菓子作りが好きになるはずだから。

 紹介しているのは、クラシックショコラやパウンドケーキ、スポンジケーキ、シュークリーム、ミルフィーユ、チョコマカロン、卵プリンなどの定番スイーツに加え、アレンジメニューも満載の、全50レシピ。これからのお菓子作りの新定番になる、保存版的お菓子本だ。

 お菓子作りをする人に、やさしく寄り添ってくれる江口氏の想いも温かい。「僕のレシピで作ってくれてありがとう。お菓子が作れるあなたはすごい!」とほめてくれるのだから。こんな風に、今までにない新しい発見があちこちにちりばめられている、いま話題の一冊だ。

シェフパティシエの江口氏が「しなくていいこと」にたくさん気づき、この本が生まれた

 SNSで家庭で作りやすいお菓子作りを発信したからこそ、今までのお菓子作りに「しなくていいこと」がたくさんあったと気づいた江口氏。その気づきから、本書が誕生した。

「しなくていいこと」がたくさんあった! 新しいお菓子の作り方
SNSで日々発信をしてお菓子の魅力を広めている江口和明氏
江口氏がSNSを始めたからこそ、気づいたことがあったのだという
プロの技術からなる説得力で、「しなくていいこと」を分からせてくれる

今までのお菓子作りって何だったんだろう…と、いい意味で思わせてくれる、新しい作り方を提案

「しなくていい」理由を、プロの視点で説明してくれるから、安心してお菓子が作れる。

今までのお菓子作りって何だったんだろう
新しい作り方を提案
「しなくていい」理由を、プロの視点で説明してくれる
安心してお菓子が作れる

ベースの作り方からの、簡単アレンジメニューも満載

 せっかくベースの作り方が分かったなら、簡単に味や見た目が変えられるとうれしい。

ベースの作り方からの、簡単アレンジメニューも満載
シェフパティシエの江口氏が「しなくていいこと」にたくさん気づき、この本が生まれた
これからのお菓子作りの新定番になる、保存版的お菓子本
僕のレシピで作ってくれてありがとう。お菓子が作れるあなたはすごい!

【著者プロフィール】
江口和明
パティシエ・ショコラティエ。製菓専門学校を卒業後、「渋谷フランセ」を経て、東京、神戸の高級チョコレート専門店にて研鑽を積む。ベルギーの老舗ショコラトリ―「デルレイ」本店で研修後、他業種の商品開発を経験。26歳の時にサーヴィスと経営を学ぶべく、株式会社グローバルダイニングへ。「デカダンス ドュ ショコラ」等、ペイストリー部門を統括。2013年にデリーモブランドを立ち上げ、東京を中心に7店舗を運営。SNSでも発信してお菓子の魅力を広めている。

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