『3月のライオン』17巻が発売! 恋愛、義理の姉、三月堂などサブキャラクターたちの気になるストーリー4つを復習

マンガ

公開日:2023/9/3

3月のライオン
3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社)

3月のライオン』の最新17巻がついに発売されました! 皆さんはもう読まれたでしょうか? 表紙は子供の頃の零と二階堂の2ショット。無垢な笑顔が泣けます。素敵なエピソードが満載の一冊でした。

 さて、『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社)は将棋漫画なので、零が将棋でどこまで強くなるのかももちろん気になるのですが……それと同じくらい気になるのが、魅力的なサブキャラクターたちの物語。そこで既刊16巻までの復習をかねて、続きが気になる4つのサブストーリーをピックアップしてみました! 皆さんはどのエピソードが気になりますか?

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●あかりさんの恋はどうなる?

 長らく、零と妹たちを見守る存在として描かれていた川本三姉妹の長女、あかり。彼女の恋が突如動き出したのが12巻。あかりの将来を心配した零が(勝手に)お相手候補に選んだのが、高校の担任・林田先生と、A級棋士の島田八段。林田先生がはっきりあかりのことを意識しているのに対し、島田八段は明言を避けたまま。あかりの気持ちもいまだわからず。しかし、読者心理的には、この二人のどちらかを選ぶのでは? と思うのですがどうなのでしょうか。三角関係に決着がつくのか、必見です。

●姉・香子が歩むのは?

 零の義理の姉、香子。たびたび零の前に現れては、爆弾を落として去るという強烈な女性です。ところがストーリーが進むごとに、寂しさを抱えた悲しい女性であることも明らかになっていきます。憎みきれない悪女。

 さてそんな香子ですが、長らく妻帯者である後藤との関係に悩んでいます。愛人なのか? と思ったけれど、どうやら後藤からは相手にされていないらしい。そんなモヤモヤした状況が続いていましたが、13巻でついに別れを示唆するような言葉が香子から飛び出します。その後、香子は登場していないので実際にどうなったのかは謎。香子、そして後藤の再登場が待ち遠しいです。

●三月堂のゆくえは?

 川本家のおじいちゃんが経営する和菓子屋・三日月堂。お祭りやお正月など、季節ごとのイベントでは毎回大繁盛する様子が描かれています。現時点では古き良き和菓子屋ですが、お店を継ぐことを考えているあかりとひなたは、将来的に大胆なリニューアルをしたいと考え中。16巻ではリニューアルに向けての具体的なプランも登場し、世代交代の時期が着々と近づいているのがわかります。町の名物でもある三日月堂が、あかりとひなたによってどんなお店に変わっていくのかも今後の楽しみのひとつです。

●零とひなたのピュアラブストーリー

 もちろん、主人公の零と、ヒロインひなたのピュアすぎるラブストーリーからも目が離せません。10巻で零がいきなりプロポーズしたものの不発。その後15巻でやっと両思いに。これで一段落かなと思っていたら、まさかの16巻でのキス。順調に絆を深めていく二人です。とはいえ、デートや誕生日など、カップルらしいエピソードはまだほとんど出てきていないので、今後そんなシーンが出てきてほしいと思うのですが、どうでしょうか。

 登場キャラクターが多いので、ほかにもサブストーリーはたくさんあるのですが、ひとまずこのくらいに。果たして最新17巻で進展はあるのか? ないのか!? 未読の方は、ドキドキしながら読んでみてください!

文=中村未来

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