『きのう何食べた?』ドラマに登場する油淋鶏の作り方。栄養・味・値段の面から考えこまれた簡単レシピによだれが止まらない!

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更新日:2023/12/12

公式ガイド&レシピ きのう何食べた?
公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ3~』(講談社:編集/講談社)

 よしながふみ氏によるシリーズ累計945万部超の人気マンガ『きのう何食べた?』。西島秀俊と内野聖陽による実写化も人気で、2019年にドラマ化。その後お正月のスペシャルドラマ、映画を経て、現在season2が放送中です。そんなドラマの公式ガイド&レシピ本第3弾となる『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ3~』(講談社:編集/講談社)が発売中。その内容の一部を紹介します。

 本書はドラマ『きのう何食べた? season2』のストーリー&キャラクターガイド。ドラマのワンシーンをふんだんに使ったあらすじや、原作のエピソードも含めた各キャラクターの紹介、よしなが氏と西島&内野の豪華鼎談も収録されています。

 特に鼎談は役者ふたりの作品や役柄への思いや、よしなが氏がシロさんとケンジの家族や元カレのエピソードを描こうと思った経緯など、ここでしか聞けない話が盛りだくさん。充実の内容です。

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 メインであるレシピの数は40以上。ドラマで登場したときの写真や原作エピソードも含めて紹介されるので、「これ、あの時の!」とすぐにピンとくるものばかり。筆者は常に紙でマンガを買う派なのですが、『きのう何食べた?』だけはレシピをタブレットで見たいから電子版で購入している『何食べ』レシピファン。その良さは一品ごとのおいしさもさることながら、栄養面、味のかぶりがないか、さらには値段までシロさんが考慮した献立にもあると思っています。本書でもそれぞれのレシピがしっかり献立の形で紹介。献立を考える手間が省けるお得感も素敵です。

油淋鶏

材料

鶏モモ肉 大1枚、インゲン 1/2袋、かぼちゃ 薄切り4枚、レタス 2枚、卵 1個、
醤油 大さじ1、コショウ 少々、片栗粉 適量、
タレ《長ネギ 1/2本、タカノツメ 1本、ショウガとニンニク(チューブ) 少々、醤油 大さじ2、酢 大さじ2、砂糖 大さじ1と1/2》

作り方

前日の仕込み
 鶏モモ肉は肉の厚い部分に包丁を入れ、元の2倍くらいの大きさになるよう切り広げる。溶いた卵、醤油、コショウを混ぜ合わせ、鶏肉を漬け込む。途中、一回はひっくり返す。最短でも30分くらい、最長で丸一日漬け込んでおく。

当日
 レタスは洗ってちぎっておく。かぼちゃは薄切りにし、インゲンはへたの部分を切って洗い、水気をよく拭いてザルに上げておく。長ネギと種を抜いたタカノツメをみじん切りにして、さらにショウガとニンニク、醤油、酢、砂糖を合わせてタレを作る。

 大体170℃の油で、かぼちゃを入れて2分、さらにインゲンを入れて1分くらい素揚げをして、油を切っておく。下味のついた鶏モモ肉にまんべんなく片栗粉をまぶす。これも大体170℃の油でカリッとなるまで7~9分じっくり揚げていく。皿にちぎったレタスを敷き、カットした鶏モモ肉、インゲン、かぼちゃを盛り付けてタレをかけたら完成。

 鼎談の中でよしなが氏も「『何食べ』はお料理を描くのがメイン」と断言しているのもうなずけるほど、どのレシピもわかりやすくて丁寧。手間はかかっているものの、特別な技術は必要ない家庭料理が並んでいるので、どのレシピも毎日の定番入りできるものばかりが揃っています!

文=原智香

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