<今夜仕込んで寝かせるだけ!> 一晩で味しみしみ。クセになるかんたん仕込み料理3品【作ってみた】

食・料理

2018/7/21

『今夜仕込めば、明日うれしい。寝ている間においしくなる』(栗原友/祥伝社)

 忙しい毎日の中で、仕事も頑張りたいけど、せっかく作るならおいしい料理を作りたいですよね。でも毎回ゆっくり時間をかけて作るわけにもいかず。もっと効率よく料理できたらいいのに…。そんなときには、『今夜仕込めば、明日うれしい。寝ている間においしくなる』(栗原友/祥伝社)はいかがでしょう?

 ここでは、ずぼら料理ではなく、“ひと手間”を前日に少しやっておくだけで、翌日は冷蔵庫を開ければ食べられたり、加熱するだけのレシピが紹介されていて、どれも次の日が楽しみになるものばかりです。そこで、今回はこの中から、魚、野菜を使った簡単だけどおいしい仕込み料理3品を実際に作ってみました。

1、甘辛い味付けがクセになる「鯖の韓国風竜田揚げ」(P.12)

 鯖を約2cm幅に切り、これとコチュジャン、市販の焼き肉のタレを保存容器に入れて、冷蔵庫で一晩寝かせる。翌日、鯖の表面を軽く洗い、水分を拭いたら多めの片栗粉をまぶし、180℃の油で3分ほど揚げれば完成。

 1品目は、鯖を漬け込んだレシピです。一晩漬けておくと、鯖の内側までしっかりと味がしみていて、これを揚げることで、噛むたびにジュワっとピリ辛な味が口の中に広がります。しかも、このピリ辛味は、市販の焼き肉のタレを使って作るので、前日も時間をかけずに準備することができます。ビールのおつまみにもぴったりですよ。

2、味しみしみ「じゃばらきゅうり」(P.54)

 きゅうりに塩をふって板ずりをしたら、細かく切り込みを入れる。これを、しょうゆ、紹興酒、鷹の爪、生姜、ごま油、穀物酢、砂糖と一緒に保存容器に入れ、冷蔵庫で一晩寝かして漬ければ完成。

 2品目は、きゅうりを漬け込むだけのレシピです。通常、きゅうりの漬物などを作るときは、そのまま切ったり、めん棒などで叩いたりしますが、今回は表裏に細かく切り込みを入れることで、より味が染み込みやすく、見た目も少し華やかになりました。漬けた翌日に食べてみると、噛むたびに切れ込みから、少しピリ辛な汁があふれ出し、思わず白ご飯をかけこみたくなるおいしさです。濃いめの味付けなので、お弁当のおかずとしても使えますよ。

3、常に冷蔵庫に常備しておきたい「えのきの麺つゆ炊き」(P.102)

 フライパンに、1cm幅に切ったえのきだけ、麺つゆ、おかかを入れて中火で熱し、水分が出てきたら火を止めて保存容器に入れる。そして、冷蔵庫で一晩寝かせれば完成。

 3品目は、えのきだけを煮込むだけのレシピです。材料を準備して調理し終わるまで、10分もかからず、あとは冷蔵庫で寝かすだけと、かなり簡単な料理です。でも、出来上がったものを食べてみると、寝かせるだけでここまで味がしみ込むのかと驚いてしまうほど、麺つゆとおかかの旨みを感じられました。もちろんこのまま食べてもおいしいですが、おにぎりやそうめんの具や、冷奴にのせたりして食べるのもおすすめです。何にでも合うので、常に冷蔵庫にストックしておきたい一品です。

 他にも、マリネやジャムなど、一晩寝かせた味を食べてみたくなるレシピが満載です。

おいしくなる姿を想像しながら、自分の時間を楽しもう

 料理は調理に時間をかければかけるほどおいしくなると思っていませんか? 実際そういうものもありますが、そうでなくても、調理自身は簡単で、あとは寝かせている“時間”が自らおいしくしてくれる料理もあるんです。これなら、空いた時間が自由に使えて嬉しいですよね。たまにはこうやって、寝かせている間、おいしくなる姿を想像し、ワクワクしながら、自分の時間を有効に楽しんでみるのもいいかもしれません。

文=JUNKO