「会社や学校に居場所がない…」「本当の友達がいない…」友達の少なさに悩む人を救う本

暮らし

2019/5/19

『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本』(大嶋信頼/KADOKAWA)
『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本』(大嶋信頼/KADOKAWA)

 週末が終わり、月曜になると戻らなければならない職場。ただでさえ人付き合いに悩みを抱えやすい場所なのに、新社会人や転職をしたばかりの人は特に「自分の居場所」を探すのに苦労するだろう。職場でたまった鬱憤をプライベートで晴らそうとしても、もともと人付き合いが苦手な人は、その相手さえいないということもあるかもしれない。「自分には本当の友達っているのだろうか?」「なんだか寂しいなあ…」と気にすることもあるだろう。

『「本当の友達がいなくてさびしい」と思ったとき読む本』(大嶋信頼/KADOKAWA)は、心理カウンセラーである著者が「友達がいない寂しさ」をひもといて解決のヒントをくれる1冊だ。「本当の友達とは何なのか?」「友達は本当に必要なのか?」「大人でも友達は作れるのだろうか?」といった疑問に優しく答えてくれる。

 あなたが「“友達”と呼べそうな人」と話している場面を想像してほしい。複数の人を思い浮かべていったとき、自分が緊張してしまうという相手はいないだろうか? 著者によれば、あなたが緊張してしまう相手は「友達」とは呼べないかもしれないという。

“頭の中に「だれか」を思い浮かべてみてください。そのとき、あなたが温かい気持ちになるなら、その人は間違いなく友達。反対にモヤモヤするなら、たとえ頻繁に会って親しくつき合っている相手でも、友達とはいえないのかも…。”

 そもそも、友達というのはリラックスして過ごせて、秘密も守れる信頼感のある存在。モヤモヤしたりドキドキしてしまったりする存在は、ただあなたの友達の「頭数」としてそこにいるだけで、本当の友達といえる楽しさはないのかもしれない。

 著者は、「信頼できる友達がひとりでもいればいい」と断言する。あなたが大勢の人に嫌われないようにふるまって疲れてしまっては、仲良くする意味がないのだ。とはいえ、「それでもやっぱり寂しい」「今から本当の友達を作りたい」という人のために、以下のような方法がある。

・理想の友達を思い浮かべる

「こんな友達がほしいな」「こんな付き合い方がしたいな」と楽しく思い浮かべると、自分の体が「友達を作る準備」をすることができる。それにより何だかわくわくして行動的になり、また、アンテナを張ることで今まで見逃していた機会に気づくことができるだろう。

・尊敬できる人と付き合う

 友達付き合いにおいてよく見受けられる「嫉妬」の感情が、尊敬できる相手には起きにくい。単純に“すごい!”と思える相手のことを妬む気にはなれないのだ。相手のことを素直に褒められる心があると、信頼関係が築きやすい。そんな相手と出会えそうな場所に足を運んでみるのをおすすめする。

 これらは、プライベートでも職場でも使える方法なので、ぜひ覚えておいてほしい。

 単純に友達が「多い」「少ない」で考えると、無理して交流を広げようとしてしまう。それはあなたの心にダメージを与える行為かもしれない。人によって必要な関係の幅や深さは違うのだ。あなたにとって「心を許せる相手」だけに注意を向ければ、人生の豊かなビジョンが見えてくるかもしれない。本書が、あなたの寂しさを解消する手助けになることだろう。

文=ジョセート