SNSで話題の「ゆで卵の時間表」も収録！ 簡単レシピ100品でみるみる料理上手に

「自炊をがんばっているけど、やっぱり料理が苦手」「料理は好きだけど味が決まらない」「定番料理を美味しく作れるようになりたい！」などなど、毎日の食事作りに悩める人や、料理初心者のみなさんへ。

　今回紹介する『ちょっとしたコツで、劇的においしくなる！ 新お家ごはんの教科書』（麦ライス/KADOKAWA）を読んだら、今よりきっともっと料理が上手に、楽しくなりますよ。

　著者は、都内某レストランで働くかたわら、SNSで簡単レシピを次々に発信して人気急上昇中の麦ライスさん。彼が一躍脚光を浴びるきっかけとなったのが、ある日Twitterで発信した「ゆで卵の時間表」でした。

Twitterで話題沸騰！ ひと目でわかる「ゆで卵の時間表」が貼り出したいほど便利

「ゆで過ぎた」「殻がうまく剥けなかった」と失敗しがちな、ゆで卵。でも、この「時間表」とタイマーさえあればもう安心です！ 誰でも狙い通りのゆで加減に着地でき、殻剥きもツルンとうまくいくようになりますよ。

　続く「卵料理レッスン」コーナーには「とろっとろスクランブルエッグ」「いつもおいしい目玉焼き」「極うま味つけ卵」「お手軽温泉卵」など卵好きなら絶対押さえたい鉄板レシピを掲載。実際に、ページを追って順に作っただけで朝ごはんの卵料理がバラエティ豊かになりました。もう家族に「また目玉焼き〜？」とは言わせません（笑）。

一生モノの焼き方のコツが身につく！ ハーブチキンソテーほか、肉と魚の定番料理

　焼き方によっては皮がベチャつく鶏もも肉のソテーも、鍋の重しをして弱火でじっくり焼き上げることで、パリッとジューシーに仕上がります。ローズマリーがふんわり香って、お皿に乗せただけでお店レベルに見えるのも素敵です。

　この肉と魚のおかずコーナーには「ジューシーハンバーグ」「豚バラの生姜焼き」「本格タンドリーチキン」から「鮭のバターソテー」などの定番メニューがズラリ。おなじみのコスパ食材で効率良く上手に作るプロならではのコツを、図解入りで詳しく伝授してくれます。簡単で美味しく作れる反面、お米が進みすぎてしまう点にはご注意ください。

ワザあり！ いつもの麺料理が本格メニューにレベルアップ！

　お家ごはんの定番・麺料理も、本書の作り方ならワンランクアップの出来映えに。特に目からウロコだったのが、とろんとしたソースがスパゲッティにしっかり絡む「極上ペペロンチーノ」です！ “乳化”のテクニックいらずで、初めての人でもプロ級の仕上がりを再現できるはず。

　他にも、野菜料理、ごはん、パン、はたまたオーブンを使わずに作れる簡単デザートまで100のレシピを掲載。台所に立つ人なら一生役立つコツもいっぱい詰まっています。「教科書」の名の通り、確実に料理上手へと導いてくれる一冊ですよ。

文＝大信知子