地下鉄って素晴らしいものですね ヒャダイン連載 【第9回】

公開日:2013/9/17

ラインカラーをここまで愛してくれてありがとう!

 

新橋駅(都営浅草線)

新橋駅(都営浅草線)

 

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新橋駅(都営浅草線)

プラットフォームにこれでもかとばかりの「ローズ」。香り立つようです。

 

残念!おしゃれさゼロ…。オシャレ参道の名がすたる

 

表参道駅

表参道駅

 

世界に誇るおしゃれストリート、表参道。数多くのファッションブランドが店を構える地域に、この残念ラインカラー。オレンジと紫と緑という、なんとも食い合せの悪さ。「この3色を同時に着こなせてこそファッショニスタだ」という表参道からの挑戦状なのかもしれません。

 

パンダの影響がここにも?ライオンの覇権はいずこへ

 

上野駅

上野駅

 

 

上野といえば上野動物園。そこに走るは銀色日比谷線とオレンジ銀座線。
僕としては銀色=ゾウさん オレンジ=ライオン
と解釈して、地域に合ったラインカラーだな、と感心していたのですが
中国からパンダが来園。ちょっとしたパンダフィーバー。
その影響でしょうか、駅看板もオレンジを抜き去り、すっかり白黒パンダ色。
目を細めて見たらパンダの顔に見えなくもないですね。

さてさて。そんな地下鉄LOVEのヒャダインですが、バイブルがございます。それがこれ!

 

『東京の地下鉄がわかる事典』

青木栄一監修 日本実業出版社 編

昭和2年、東洋初の地下鉄として走り始めて以来、地下鉄は首都・東京にとって欠かすことのできない交通機関に位置づけられ、多くの乗客を運んできた。では、その地下鉄のことを私たちはどのくらい知っているのだろうか? 歴史のこと、路線のこと、車両のこと、駅のこと…何気なく使っているだけでは見過ごしてしまうとっておきの話が、実はいっぱいあるはず。通読するもよし、拾い読みするもよし。知識として、情報として、教養として、豊富な内容をコンパクトに収録。誰もが「地下鉄博士」になれる本。

こちらは白黒ですが画像や図がたくさん盛り込まれていてとてもわかりやすく東京の地下鉄の歴史から細かいデータ、ちょっとしたトリビアまで色々と地下鉄のイロハが書かれています。困った時はこの本を読んだら一発で解決です。あまり書くとネタバレにもなるので、見出しだけまず紹介!

「地下鉄の車両はどこから入れるのか?」
「お客が乗れない地下鉄線」
「幻のホーム、謎のホーム」
「相互乗り入れロングラン・ランキング」
「地下鉄の中吊り広告の料金は?」

ほら。ほらほら。全部気になるでしょう? 普段イヤイヤ地下鉄に乗って通勤・通学している方もこれを読んだら少しは地下鉄が好きになって、毎日の地下鉄乗車が楽しくなりますよ。やっぱり毎日、少しでも日常を楽しく生きた方がいいじゃないですか。その為にはまず地下鉄を愛すること! それに限ります。地下鉄を愛することによって、相互乗り入れしている私鉄各線にも興味をもつことができるのです。それによって「ああ、次はどんな車両が来るだろう」と、相互乗り入れダービーを脳内で開催できるのです。例えば副都心線のホームだと東京メトロ副都心線車両2種類、東武車両。東急車輛、西武車両、みなとみらい車両と、数多くの車両を愛でることができ、脳内ダービーも大盛り上がりですね。同じことが都営浅草線ホームでも体験できます。ああ、素晴らしい地下鉄の世界。その際にこの本を辞書代わりに読んだら楽しみも10倍返しだ!!これからも地下鉄啓蒙活動を地道に続けていきたいと思います。

 

今日の一句

地下鉄は ロマンと夢の 塊だ