【連載】漫画 もう「いい人」になるのはやめなさい! 第5話「薬を飲まなきゃダメだ」

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公開日:2018/3/6

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■「イヤなものはイヤ」とはっきり言ってみる

 どうでもいい上司、できたら飲みに行きたくない上司に誘われ、半ば強制的に駆り出され、行った挙げ句、センスのない話や、愚痴や、重苦しい説教を聞かされ、最悪の洗脳時間を味わされたことはないだろうか?

 あきらかにパワハラなのだが、それに行かないとクビの2文字が浮かんでくる。思ってもないことに「そうですね」と言いすぎて、自分の心がどこかに消えてしまったような虚無感が残る。顔面は蒼そう白はく、頭の回転も相当鈍っている自分に気づく。私にも20代の頃、そんな経験がある。今思えば無駄な拷問時間だったと痛感する。忍耐という2文字以外、何も浮かばない。

 会社はいいものだ。魅力のない痛い上司でも、「上司」というだけで若者と飲みに行ってもらえる。でも私はこういう被害者を世の中から1人でも救いたい。
 どうしてもイヤな上司の誘いを断れない場合は、もうサラリとかわそうなんて思ってはいけない。少々もめるつもり、または臨戦態勢で腹をくくって断るしかない。「ここから先は譲れない」というキッパリとした意志を持ち、下腹に力を入れ、力強く言い切る。

「予定がありますので」

 長々とストレスを感じながらメシを食い、おもしろくもない話におもしろいふりをして、笑ってみせる。ときには説教なども聞かされる。

 こういった状況での「ストレス酔い」は体に毒である。言ってしまえば、人生の無駄でしかない。大切な自分の人生時間を、相手に生いけ贄にえとして差し出すようなものである。

 どうしても「予定があります」と言えない人は、本当に手帳に予定をどんどん書き込んでしまえばいい。そうすれば罪悪感なく言える。

 もう上司との飲みが完全に惰性になってしまっているあなた。そんなあなたは旧友に電話をして誘い出し、会社のつき合い飲みでは味わえない最高に楽しい時間をまずは体感しよう。「楽しい」を体が覚え込めば、つまらない上司とのつき合い飲みが陳腐に見えてくる。まずはそうやってリズムを変えよう。人生を無駄にするただのいい人にならないように、ここらでしっかりシフトしよう。

 あなたには自分の時間を楽しいことで埋めつくす権利がある。
「楽しくない時間に自分を慣れさせること」が大人になるということではない。
 上手に楽しいことで埋めつくすのが大人になることなのである。
 友達は永遠、腹の底から笑った思い出も永遠、しかしつまらない上司との無駄飲みは心と体を不健康にするだけである。

☆ポイント☆
いい人は、イヤな上司とも楽しいふりをして酒を飲む。
超一流は、イヤな上司をキッパリ断り、自分時間を妥協なく楽しむ。

<第6話に続く>


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潮凪 洋介(しおなぎ ようすけ)
エッセイスト・講演家・イベントプロデューサー。早稲田大学社会科学部卒業。主な著書に、「いい人」シリーズ累計21万部超の『もう「いい人」になるのはやめなさい!』『それでも「いい人」を続けますか?』(ともにKADOKAWA)、『「バカになれる男」の魅力』(三笠書房)、『「男の色気」のつくり方』(あさ出版)などベストセラー・ロングセラー多数。著書60冊超、累計160万部突破。“人生に終わらないロマンを!”をテーマに「ライフワーク・クリエイト協会(自由人生塾)」を主宰、「一生モテる働き方」を愉しむRomanticLifeWorkerを育成。「人生100年、労働一生時代」に向けて「自分にぴったりな運命のライフワークと社外で出会い、感動しながら収入を得るライフワーク講座」を開催。またエグゼクティブハードワーカーに向けて「男の色気」を増強する「男磨きパーソナルトレーニング」も実施。大人の海辺の社交場・芝浦ハーバーラウンジは170回の開催、6000人の着飾った大人が参加。著者・エッセイスト養成スクール「SHIONAGI DOUJOU」では5000回の指導を行い、多くの新人著者・エッセイストを輩出。

うげっぱ
漫画、イラスト描き。U.G.E名義で『8.1 山田悠介劇場』や『マクロスプラス─タックネーム─』(ともにKADOKAWA)、『リトル・チャレンジャー Wake Up, Girls! -side I-1club-』(学研プラス)など、ホラーからロボット、美少女モノまで幅広いコミカライズを担当。今回、初のビジネスコミックに挑戦! Twitter:@UGEPPA16