死体の髪をむしる老婆 生き延びるための罪は許されるのか――芥川龍之介「羅生門」

文芸・カルチャー

2018/9/9

『羅生門・鼻 (新潮文庫)』(芥川龍之介/新潮社)  物語の舞台は平安京。日暮れどき、ひとりの身分の低い男が、都の正門である羅生門の下で雨宿りをしていた。その頃京では災害が頻発し、人々は飢饉に苦しんでいた。羅生門は荒れ果て、引き取り手のない死人が放棄される始末。生活のあてのない彼は、いっそのこと盗賊になってしまおうか... 続きを読む