都市・地域 (岩波講座 社会学 第2巻)
都市・地域 (岩波講座 社会学 第2巻) / 感想・レビュー
ぷほは
近年の都市社会学・地域社会学の堅実な成果が11章に圧縮されて読める上、他の成果はOVERVIEWで補足されるためガイドブックにもなっている。各章は短めでサクッと読め、基になっている論文や本に当たる前の準備運動になるので、これから勉強を始める人にとっては最適の体裁になっているだろう。事例が関西に寄っていて、東北やアジア圏の成果も読みたかったものの、自分が関西圏にいるので同業者としてその成果をしっかり取り入れていきたいとも思えた。特に京都の部落問題を扱った山本論文、熊本論文の辺野古の基地問題が印象深い。
2024/03/26
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