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瓦経 (Coffee Books)

瓦経 (Coffee Books)

瓦経 (Coffee Books)

作家
日和 聡子
金井田英津子
出版社
岩波書店
発売日
2009-03-10
ISBN
9784000281768
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瓦経 (Coffee Books) / 感想・レビュー

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mii22.

金井田さんの画目当てで読んだ1冊。詩人である日和聡子さんの文章は時には柔らかくしなやかだったり、また情熱的であったり女性らしさが心地よい言葉となって綴られていて心に響いてくる。たとえば、「溶けかけた雪の道が、じゃくじゃくと鳴った。」や「淡いぼんぼりの灯が眼をとろかすよう。」や、抱きしめられることを「私も巻かれるままに巻かれていた。」などと表現されているのがキュンとするほど好きだ。挿画との相性も良く6篇それぞれの世界が楽しめるが、お気に入りは表題作の「瓦経」。

2016/07/13

ユカ

図書館で。夢のなかのような、不思議なできごとや場面転換があり、違う世界に行った感じがする本でした。超短編が6本だけど、それぞれ一部つながっていて、お話のしりとりみたい。最後のほうになるほど不思議感が増していきますが、6話めの異様な感じは結構嫌いじゃないです。この本もまた挿絵がかっこいいです。

2014/06/28

キジネコ

冒頭「摺墨」(するすみ)の物語、憶測ですが、平家物語にも伝えられる源頼朝の名付けた名馬の伝説、数々の逸話になぞらえて 語られる個人的な悲嘆の底なしの味わいを思いました。暗く、切なく、妖しく、不吉で、不思議な6話、「掛軸」には居場所を見つけられない分別を、「裏白」には結界の内で結ばれる清廉無垢の頼り無さ、「放生」に命の生臭さと儚さ、「岬」に哀しみを纏う女の危うさを、「瓦経」に現が悪夢に追いつかれた絶望を観ました。金井田英津子さんの挿画本、これで4作目。この画家の作家コラボは、出会う度にドキドキさせられます。

2014/03/29

まさ

日和聡子さん2冊目。この方の文章、掴みにくいけどやっぱり好きだなぁ。黄昏時のような判別の難しい曖昧な世界に引き込まれます。読み終えたときは夢から覚めたときのように残像だけがある世界。泉鏡花や内田百閒の作品を読んでいるときと似たような感覚かな。金井田英津子さんの画と相まって、素敵な時間をいただきました。

2019/06/18

小夜風

【図書館】初読み作家さん。冒頭から漢字が読めなくて、そのことにショックを受けながら、振り仮名が一切無いので、もう開き直って読めない漢字を調べることも楽しみながら読みました。まるで明治の近代文学作家が書いたような文体に、どんなおばあさん作家かと思ったら、自分より年下で、それにも衝撃を受けました(笑)。つい最近、金井田英津子さん画の「夢十夜」を読んだばかりだった為か、とても「夢十夜」と印象が似ていると思いました。つまり、大好きです♪日和聡子さんの他の作品も読んでみたくなりました。

2015/10/25

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