読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫)

作家
志賀直哉
出版社
岩波書店
発売日
2002-10-16
ISBN
9784003104620
amazonで購入する Kindle版を購入する

小僧の神様 他十篇 (岩波文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

キジネコ

小僧の~とXmasは全く関係ないのですが、読まなきゃ!と思い立って再読。一瞬から紡ぎ出す作家の日常と背腹をなす物語、見え隠れする惰弱、逡巡する精神。好悪を自身に問えば「悪」かな・・と、思った理由を考えると同族嫌悪かも・・(^^ゞ、読む度に感心し年齢とともに共感を深めるのは精神の機微に触れる言葉の姿形、生きることの妙味を感じます。泡沫の様に消えてなくなる作品が沢山生まれても時代を越えて読み継がれる作品には古さはあっても、腐臭は立たないようです。一番嫌いなのは「城崎にて」読者の苦笑いも作家の手の内か知らん? 

2014/12/14

Tαkαo Sαito

100年前に書かれているのにめちゃめちゃ読みやすくてビックリした。そして志賀直哉の出身が宮城県石巻で同じ宮城県出身として親近感笑。流行感冒(スペイン風邪流行時の話)が読みたくて購入したがそれ以外の話も全て良かった。何かインシデントが起きるわけではないのに、本当に描写が目に見えるようで読んでて満足感が大きい。正直、今の作家さんとのレベルの違いを感じた。無駄な言葉、表現が一切削ぎ落としてシンプルなのに、本質が足りている感じ(?)、例えるなら、一周回って一昔のApple製品のような洗練された感じ、伝わるかな笑。

2020/04/29

西野友章

説教くさい志賀直哉を時々読みたくなる。「いいことをしてやった」の貴族院議員Aの気持ちと、「いいことをされた」の小僧の気持ちを考える。この小説、上からの施しは、時に、良い結果は産まないということが書かれているのななあと思った。貴族院議員Aの気持ちにこんな描写がある。「Aは変に淋しい気がした。自分は小僧の気の毒な様子を見て、心から同情した。・・・人を喜ばすことは悪いことではない。自分は当然、ある喜びを感じていいわけだ。ところが、どうだろう。この淋しい、いやな気持ちは。なぜだろう。何から来るのだろう。」

2019/04/16

果実

特に好きなのは、「小僧の神様」「赤西蠣太」「范の犯罪」。あと「城の崎にて」。

2015/03/31

mm

岩波文庫は作者自選の11編。先に読んだ新潮文庫に入っていなかったのは「正義派」「母の死と新しい母」「清兵衛と瓢箪」「范の犯罪」で、その他7編は、時間をおかずに再読体験。1番印象が変わったのは「小僧の神様」です。16ページと1行を、尚、一から十までに区切っている。多分これ以上削れないというところまで、削りきった形がすごいなと思った。最初は筋しか追わないから形は見えなかった。「城の崎にて」の中に「范の犯罪」のことが触れられているので、この自選集の並びは正解。段々、志賀直哉の妻の良い人イメージが固まってきた。

2018/04/19

感想・レビューをもっと見る