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婢伝五稜郭

婢伝五稜郭

婢伝五稜郭

作家
佐々木譲
出版社
朝日新聞出版
発売日
2011-01-07
ISBN
9784022508041
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婢伝五稜郭 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

幕末明治の箱館戦争で、西洋式の病院の看護を担っていた朝倉志乃。五稜郭陥落後、西軍に病院を襲撃され将来を誓った若い医師井上を目の前で惨殺される。敵方の男に対する憎しみと復讐の念は志乃を夜叉にも変える。志乃を助ける商人やドイツ人ガルトネル、アイヌの人々。明治初期の函館の混乱など読みごたえもあり面白かった。

2013/04/30

mazda

面白い本です。愛する人を目の前で殺された志乃の、一途な生き方と復讐劇に共感しました。幕末はこのような話があちこちであったのだろうな、と思うと、歴史を学ばずにはいられない気持ちになりました。

2012/10/21

B-Beat

◎明らかに榎本武揚や五稜郭について明治維新の頃の知識ありを前提に書かれた作品だったかなと。榎本軍に順軍した軍医とその看護婦。その看護婦が遭遇する殺戮現場。そして復讐の鬼と化した彼女がどのようにこの物語を展開してみせるのか。そんな期待で何とか読み切った。ふと以前読んだ熊谷達也作品「氷結の森」が思い浮かんだ。その作品に比べるとどこか物足らないというか。佐々木作品「ベルリン」「エトロフ」「ストックホルム」などの三部作がお気に入りだけに物足らなさが沸々と。佐々木譲株、本作にて少し下落したかな、そんな読後感。

2013/09/29

MarsAttacks!

明治2年箱館戦争で、恋人を官軍に殺された主人公「志乃」の復讐劇。まるで漫画のような設定ですが、そこは佐々木譲さん、巧みな展開と個性豊かな登場人物で物語を楽しませてくれます。何より馴染みの無い、北海道の歴史や風土を知る事ができてよかった。

2011/09/04

キムチ27

函館戦争の最終局面、看護師志乃の目前で想いを寄せていた井上医師は官軍により惨殺された。明治と言っても2年、榎本軍残党は理想国家 共和国を立てるべく逃走をしていた。志乃は女だてらに、井上の仇を取り逃走を続ける中で商人を犠牲にし、ドイツ人農場主に助けられ、残党との出会いでさらに北を目指す。 表紙が行けない・・これってハリウッドの女優の顔では?かなりバタ臭い設定を希望したのかな。 さらっとしすぎて、物足りなさが残った。

2013/10/09

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