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エッグマン

エッグマン

エッグマン

作家
辻仁成
出版社
朝日新聞出版
発売日
2017-10-06
ISBN
9784022514936
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「エッグマン」のおすすめレビュー

辻仁成が主人公!?「料理も、人生も、シンプルこそが難しい」不器用な男がもたらす愛と料理の優しい物語『エッグマン』

 世の中にはものすごく不器用な男がいる。『エッグマン』(辻仁成/朝日新聞出版)に登場するサトジもそうだった。西麻布の小さな居酒屋「ゆるり」に通っていたサトジは、常連客の女性・マヨと出会う。当時マヨは結婚したばかりで横には夫が座っており、おなかの中には新しい命が宿っていた。サトジはまだマヨに恋心を抱いておらず、素敵だなと思いながら眺めていた。

 マヨと出会って1年か2年かの歳月が流れたとき、サトジの夢の中にマヨが出てくるようになる。なんと夢の中でマヨはサトジの妻だった。夢から覚めて苦笑する日々。そしてある日、サトジがいつものように居酒屋「ゆるり」へ行くと、マヨが突然サトジに会釈をするようになった。2人の関係に小さな変化が生まれた。

 この小さな変化がおきてから数年後、マヨは突然「ゆるり」に来なくなった。離婚したのだ。原因は夫の暴力。マヨの幸せが暴力で壊されたことを知り、サトジは苦しくなって強いお酒を舐めた。

 それから2年後、喜ばしいことに再びマヨが「ゆるり」を訪れるようになる。さらに1年が経った頃、サトジが立ち寄った近くのスーパーで…

2017/10/20

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エッグマン / 感想・レビュー

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starbro

辻仁成は、新作中心に読んでいる作家です。著者初の料理小説ということですが、実際に著者が料理上手ということもあり、かなりリアルな味わいです。本書は、ほのぼのとした恋愛小説でもある佳作でした。エッグマンの卵料理はどれも美味しそうですが、高カロリーなので、要注意です。

2017/11/11

ダミアン4号

冷蔵庫の卵ケースに卵が並んで無いと落ち着かないタイプです。何はともあれとにかく卵があれば何かしらの料理が作れて…ヘトヘトになった心も身体も少しだけ癒される様な…そんな気がします。最初に作った卵料理は目玉焼き!これを料理と言って良いのかいささか疑問ではありますが(笑)その後、スクランブルエッグ、卵焼き(出汁巻卵)と少しずつ進化を遂げて…見よう見まねで作ったスパニッシュオムレツやカルボナーラが出来た瞬間、もしかして料理の才能あるのかも?(笑)12年も思いを告げる事さえ出来なかった主人公がバツイチの親子に卵料理

2017/11/12

miyumiyu

辻仁成さん初読み。すごく良かった!無口で不器用だけど卵料理が抜群に上手いサトジと、シングルマザーのマヨの、ゆっくりゆっくり愛を育んでいく過程が微笑ましい。サトジの料理と誠実さが、娘・ウフの閉ざした心もゆっくり開いていく。そして卵料理の描写がたまらなく美味しそう!良い話だけど出来すぎた印象もあまりなく、ラストの「ウフマヨに捧げる」は思わず涙が。サトジとウフマヨの幸せを願わずにはいられない。

2018/02/12

なゆ

「料理も、人生も、シンプルこそが難しいんだ」エッグマンことサトジは不器用で無口でなかなか想いは伝わらないけど、彼の作る卵料理は強張った心をほぐしてくれるよう。居酒屋「ゆるり」の常連サトジとマヨ、出会いからいろいろあってやっと想いが通じる。そしてサトジの事を認めたくないマヨの娘のウフのために、エッグマンとなって特別な卵料理をふるまうのだ。「ゆるり」の店主や常連仲間との関係もだんだん深まったり、いろんな場面でいろんな卵料理におなかが鳴りそう。中でも最後に出てくる〝ウフマヨ〟なんて料理があるところがニクイね。

2017/10/22

しょこ

いやぁ卵が大好きでね~毎朝飽きもせずゆで卵食べてほくほくしてる私が、この本を見つけて読まないわけがない!出てくる卵料理の数々ににんまり。とろとろ卵黄の黄色ってなんでこんなに魅惑的なんだ~(*´Д`)♥料理とおんなじ、人と人の関係も焦らず時間をかけて丁寧に創っていければ理想的。そしてそれが自分にとって納得のいくものであれば尚良し☆「二人でわけあうエッグベネディクト」が特に良かった。辻仁成さん…ふふふ、彼も卵好きに違いないっ( *´艸`)

2017/11/02

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