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最後の晩餐 (角川ホラー文庫)

最後の晩餐 (角川ホラー文庫)

最後の晩餐 (角川ホラー文庫)

作家
新津きよみ
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-03-25
ISBN
9784041012864
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最後の晩餐 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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dorebook

食にまつわる男女の心理ホラー7編。今回は全体的に、サラッとした読了感で読みやすかったが、さすが奥深く隠された女性心理を描き出す氏の筆力に、グイグイ引き込まれる。そして好みは「ペアカップ/先妻が使っていたカップの正体」・鳥肌ものの「卵を愛した女」・生と死の狭間で交わされる、表題作「最後の晩餐」。

2019/06/29

ゆのん

『食』にまつわる7つの短編。『食の事件簿』『最後の晩餐』が個人的には好き。『献立』は主人公の母親の言葉に納得。人生思う様にはいかないから面白いなんて事を耳にする事もあるが、どの話しも凄惨な結末でとても面白い人生とは言い難い。人が生きてゆくために必要不可欠な『食』。食べないと頭は働かない、体調が悪い、力が入らない、気力も衰える。美味しい物を感謝しつつ楽しんで頂くのは健康であるために大切。暑くなってきて料理は辛い季節だが自分のため、家族のために明日からも頑張って作って行こうと思う。

2018/06/09

けいぴ

食と男女をテーマにした短編集。「卵を愛した女」がホラー度が高い。共同で卵料理とエッグ・アートの店を出すという計画をしていたのに、相手に心変わりされた女のしたことは、、、。しばらく卵は食べられそうにないです。

2019/08/20

キムチ27

新津さんらしさ100%でいいなぁ。肩に力入っておらず、日常をサクサク描写していて、「生きる」っていう作業はまさに職と密接な関連のもとに有り!を実感させる。ホラーとはとっても思えない。女は『子宮でものを考える』っていう面が打ち出されていて~感性鋭すぎない?!という女性が続々登場。こんな人いないとは思えなくって。。「ペアカップ」「悪阻」「卵を愛した女」「献立」「最後の晩餐」などは特にホラーっていうよりファンタジー(ぬめりが強すぎるけど)「料理講座」は有り得そうな怖さがあり女というより「男の気味悪さ」💀

2018/09/21

ジンベエ親分

これもホラーと違う(笑) でも素直に面白かった。食をネタにした7編の短編集だが、サスペンスやミステリーの風味が強い作品が多い。「料理講座」は何と言っても、わわわこれからどーなるんだ!というところで終わる終わり方が怖い。「卵を愛した女」はかなり強烈。でもそれって不可能だと思うんだけどww 「献立」も男としては苦笑いするしかないのだけど、芽衣子の出す結論は小気味よい。「最後の晩餐」がピカイチ。二転三転する構造も上手いが、最後の一文を読んだ後、思わず最初からじっくり考えながら読み返したくなる抜群の読み味。

2017/08/27

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