おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫)
おいしい旅 しあわせ編 (角川文庫) / 感想・レビュー
いつでも母さん
『いつまでも忘れない味を誰かと分かち合えるのは幸せだ』嗚呼、本当にだ。二度と同じシチュエーションはない。後になって気付くことの何と多い事か・・(泣)美味しいということは自分の五感が覚えているよね。それは幸せな時間だったのだ。そんなことを感じた三上さんと、新津さんの『失われた甘い時を求めて』が特に好かった。アミの会・おいしい旅の第3弾はしあわせ編。いろんな幸せがあった。
2024/01/13
Ikutan
『アミの会』のアンソロジーには、はずれなし。しかも、今回はテーマが″グルメ″と"旅″だもの。のっけの『もしも神様に会えたら』では少年の友情に爽やかな読み心地。『失われた甘い時を求めて』は期待が膨らむラストがいい。『夕日と奥さんのお話』では「えっ!そういうことかぁ」と。『夢より甘く』の出だしは、どうなることかと思ったけれど、ラストにほっこり。松村さんの『旅の理由』と近藤さんの『オーロラが見られなくても』もそれぞれ個性が光って楽しい。そして、『美味しいということは』いつまでも、その味を忘れないことなんだね。
2024/02/14
みかん🍊
どれも好きな作家さんの豪華ラインナップ、なんと伊勢神宮から始まって松本、石垣島、ヴェネツッア、三沢、東京、アイスランド7編、どこも行ってみたくなる、やっぱり伊勢うどんは小学生には美味しく感じられないよね、「失われた甘い時を求めて」はこの続きが読んでみたい、旅に出て美味しい物を食べるそれだけで幸せになれる、ほっとできる短編集どれも良かった。
2023/12/04
ゆみねこ
アミの会・おいしい旅シリーズの第3弾。旅の楽しみは美味しいものを食べること。7編すべて美味しいもの満載。大崎梢「もしも神様に会えたなら」新津きよみ「失われた甘い時を求めて」柴田よしき「夕日と奥さんのお話」篠田真由美「夢よりも甘く」松村比呂美「旅の理由」三上延「美味しいということは」近藤史恵「オーロラが見られなくても」。ああ、旅に出たいなあ…。
2023/12/14
ひさか
2023年10月角川文庫刊。書き下ろし。アミの会おいしい旅シリーズ3作目。旅先グルメをテーマにした7つの短編。ゲストは三上さん。大崎梢さんの小学5年生の伊勢神宮詣りが楽しかった。インパクトが少ないめのほんわかムードな話が多いのは、しあわせ編だからか。記憶に残りそうなものは少ない。 【収録】大崎梢:もしも神様に会えたなら、新津きよみ:失われた甘い時を求めて、柴田よしき:夕日と奥さんのお話、篠田真由美:夢よりも甘く、松村比呂美:旅の理由、三上延:美味しいということは、近藤史恵:オーロラが見られなくても
2023/11/18
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