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農協月へ行く (角川文庫)

農協月へ行く (角川文庫)

農協月へ行く (角川文庫)

作家
筒井康隆
出版社
KADOKAWA
発売日
2017-07-25
ISBN
9784041061343
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農協月へ行く (角川文庫) / 感想・レビュー

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催涙雨

「人類はみな平等。愛。性善説(中略)こういうものはみんな嘘であり〜」この理屈自体は理解できるしブラックユーモアも嫌いではないのだが、なんだろう、単に胸糞の悪くなる話を下ネタと混ぜたようなものはあえて読みたいと思うほど好きではないみたいだ。表題作や「信仰性遅感症」は有り体に言って嫌いだった。綺麗事をぶっ壊そうとする姿勢そのものにはいくらか共感を呼ぶものもあるのだが、あまりに対極的すぎると綺麗事と同じくらいわざとらしい代物になるよなあ、と思ってしまう。「経理課長の放送」と「自殺悲願」はわりと好きな作品。

2019/06/06

おいしゃん

パロディ短編集。どれもドタバタ劇ながら、場面が全く違うので、色んな味わいを楽しめる。久しぶりの筒井作品だったが、他のも読みたい。

2018/05/21

NADIA

うーん、久々の昭和のパワーに圧倒された(^^;; この頃の世界から見た日本のイメージは今とは全然違うんだなあ。 野暮ったくて図々しくてたくましい。醒めた現代人にあの農協パワーを!! でも昭和特有の独特のドタバタ感についていけず、久々の途中挫折(^^;

2018/10/12

阿部義彦

長らく絶版だった、筒井さんの名短編集がカドフェス絡みでここに改版、初版として復活です!齢80を超えても今だに現役(長編小説はもう無理で「モナドの領域」で打ち止めなんて仰ってますが、ファンとしてはもうひとつなんて期待してしまう。)の筒井さんの脂の乗りきってた時代の作品たち、高校生以来かな、今回も大笑いです!「経理課長の放送」これが私のおきにいりですね。今は亡き小松左京さん直々に許可を貰って書いた「日本以外全部沈没」も人を食ってるしたまりませんわ!後は新潮社で「宇宙衛生博覧会」の復刻を望む。

2017/07/30

はじめさん

短編集。表題作は、隣人が世界一周旅行したと聞いた農家が対抗心を燃やし、仲間とともに月面旅行へ行こうと計画。既に宇宙航路は整備されているが、1人6000万也→出すがなーーなんとスーパー金持ち農家ご一行。彼らが乗り込宇宙船の運転士はノイローゼ気味で、神経の弱っているとのろに逆撫でするようなオッチャンらが…。/ 農協というか農家バカにしてんのかというような描写もあったけど、人類が他の惑星に入植するときに農家いなかったらどうにもならんぜよ。補給線伸ばすより現地生産。/ 全体的に性にオープンというか鬼畜系。

2017/10/28

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