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100分間で楽しむ名作小説 走れメロス (角川文庫)

100分間で楽しむ名作小説 走れメロス (角川文庫)

100分間で楽しむ名作小説 走れメロス (角川文庫)

作家
太宰治
出版社
KADOKAWA
発売日
2024-03-19
ISBN
9784041148136
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100分間で楽しむ名作小説 走れメロス (角川文庫) / 感想・レビュー

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hukkey (ゆっけ)

上質なカバーに惹かれて購入。小学生のときに原作かアニメを見たようなうろ覚えで、今読むとツッコミ所はありつつ新鮮。切実な背景だと思い込んでいたが、暴君に憤ったメロス自ら城に乗り込んで捕縛されて、会う前の友人を人質にして必ず帰る約束をするという。ただ20ページ程度の中に、信頼と友情、迷いや感謝を凝縮している。王様でさえ「約束を守るかもしれない可能性」がおそらく過ったから暴漢を寄越していて、人間のベースにある信頼を再確認してくれる感じがする。短編集というのも知らなかったが、「富嶽百景」「東京八景」も収録される。

2024/03/25

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