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Web3とメタバースは人間を自由にするか

Web3とメタバースは人間を自由にするか

Web3とメタバースは人間を自由にするか

作家
佐々木俊尚
出版社
KADOKAWA
発売日
2022-12-02
ISBN
9784046055729
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Web3とメタバースは人間を自由にするか / 感想・レビュー

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すしな

181-22.現在ビックテックをはじめとするプラットフォームが、個人を支配している構造なのに対して、「便利だからいいじゃなか」と言う人もいれば、「自分のデータを支配されるのは嫌だ」と言う人もいたりして、マイナンバーも賛否両論ありますけど、どっちが幸せなんだろう?というは、確かに悩ましいところですね。個人的には、サービスごとに異なる匿名のIDを発行して、それぞれのサービスの利用状況とIDを、本人以外が結びつけられないように、ブロックチェーンやNFTを使ってできたらいいんじゃないのかなと思いました。

2022/12/16

よっち

ビッグテックの支配とその隷従から新しい経済へ。Web3、メタバース、NFTといった技術を礼賛する社会に問いを投げかける一冊。安楽な暮らしか「支配されない自由」か?DXやAIがどういうものか、Web3によって既存の仕組みがこれからどう変わるのか。自動運転車は普及するのか、それによって都市がどう変わってゆくのか、直感的な操作性が何をもたらすのか、そして著者が注目するトークンエコノミーによる未来をどう見ているのか長年観察してきた著者らしい、とてもわかりやすい解説で、自分なりに考えてみるいいきっかけになりました。

2023/02/08

はとむぎ

メタバースとAI 良い未来が来るよって。 そんなにワクワクしないなぁ。同じ場所にいて同じ空気を吸ってる感覚は、メタバースが進化しても到達しないと感覚的に思う。

2023/04/05

山本真一郎

読了。ジャーナリスト佐々木俊尚氏の良書。GAFAMを始めとしたビッグテックによって加速度的に進化していくテクノロジーとAI。それはプラットフォームとネットワーク効果による「支配」であって今後一般庶民はそこに隷従するしかない様に見える中、「支配」から逃れて「自由」を獲得する術はあるのかを模索していく。鍵になるものとして「トークンエコノミー」「自動運転車」「メタバース」を挙げている。人間が本能的に持っている承認欲求や「都市」の存在意義等も含めて、非常に読み応えのある内容で色々と勉強になった。今後の作品も期待。

2023/02/22

gokuri

22年12月の書下ろし。 自由をもとめてインターネット社会に期待した人々は、プラットフォーマの成長により、「支配と従属」の現実にあまんじているという論説はそのとおりだと思う。 そうした歴史的経緯からみても、WEB3、メタバースあるいはブロックチェーン技術が「関係と承認」の世界へ導いてくれると期待するのは、あまりに楽観的なのでは? AIの課題や、メタバースの可能性、自動運転の未来など、将来の予想図も多く語られている読者にはやさしい本です。

2024/01/26

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