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息が詰まるようなこの場所で

息が詰まるようなこの場所で

息が詰まるようなこの場所で

作家
外山薫
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-01-30
ISBN
9784047373402
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湾岸タワマンの「中の人」から見たタワマン文学とは――。『息が詰まるようなこの場所で』著者・外山薫×湾岸タワマン専門家・のらえもん対談

『息が詰まるようなこの場所で』 (外山薫/KADOKAWA)

 2023年1月30日、湾岸×タワマン×中学受験をテーマにした小説『息が詰まるようなこの場所で』(KADOKAWA)を発売した外山薫さん。「どうしてもこの人と対談したい」と指名したのが、湾岸のタワマンに関する情報を10年以上にわたり発信し続けるブロガー・のらえもんさんだった。『絶対に満足するマンション購入術』などの著書もあり、湾岸タワマン住民から絶大な支持を得るのらえもんさんの目に、タワマン文学はどう映ったのか――。

外山薫さん(以下、外山):このたび、まさか対談を受けていただけるとは。タワマン文学って、湾岸のタワマン住民をいじる所からスタートしているので、怒られるんじゃないかと。今回の作品でも、「湾岸の妖精」を自称するのらえもんさんをモデルに、「湾岸の神」とか勝手に登場させてるし(笑)。そもそもなんですけど、湾岸タワマンの「中の人」から見たタワマン文学ってどんな感じですか?

のらえもんさん(以下、のらえもん):まず第一にムカつくというのはありますね(笑)。ただ、この本を真面目に分析する…

2023/2/15

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息が詰まるようなこの場所で / 感想・レビュー

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ミカママ

読メ&BOOK☆WALKERさまよりの賞品で購入したうちのひとつ。この系統をタワマン文学というのだそうで。以前読んだ桐野さんの『ハピネス』も好みだったが、こちらは登場人物たちにどことなく余裕があることと、筆者独特のユーモアのおかげで余計に楽しめた。読者はみな(我が身に近い)それぞれの家族に寄り添って、ストーリーを追っていくのではないかな。隆くんの答辞が良かったね。それなりにハッピーエンドかと思いきや、エピローグでグッとリアリティも増して。楽しい読書だった。感謝。

2024/04/24

いつでも母さん

憂鬱・・焦燥・・煩悶・・第3章までの二家族3人のタイトルに付く言葉たち。分かるよ~と思いつつ、どんよりと私のなけなしの元気玉が吸い取られそうだった。第4章、決断にホッとしたと言うよりも、爽快な気分を得たのは私だけじゃ無いだろう。「よく言った!」当たり前の事なんだけど、幾つになっても親子は難しい。PTA会長・綾子の挨拶と、その息子・隆の答辞も好い。私も心からの拍手を送りたい。それにしても何とも言えない最適な表題にナイスを。

2023/08/01

R

タワマンに住む人々の悲喜こもごもというか、タワマンというキーワードの下、色々な家族の在り方が見えるような現代劇でした。マウントの取り合いとか、様々な嫌な話がいっぱいなのかと思えば、割と普通のお話で、色々あるようだけど、なんだかんだ出てきた家族は、それなりにみんな幸せなんじゃないかしらと、タイトルの割りに穏やかな内容でした。

2023/08/17

machi☺︎︎゛

まるでノンフィクションのようなリアリティのある話。「タワマンには3種類の人間が住んでいる。資産家とサラリーマン、そして地権者だ」と書いてあり実際にその3種類の人たちとその家族の話。当たり前だけど、1番いい部屋に住み何の不満もないような家庭でも必ず悩みや不満はある。子供のお受験にスポットを当て、自分たちだけの狭い世界でのマウンティング。ここまでじゃなくても実際タワマン戦争とかあるのかな、と考えると人間不信になりそう。子供達には無限の可能性がある事を本人たちは知ってほしい。

2023/06/07

はにこ

タワマンヒエラルキーの中に住む人々の話。仕事、収入、学歴。。様々なことを人と比べ生きていく。それはとても疲れる生活だろうな、息が詰まるだろうなとは思うけど、そんな彼等を笑う気にはなれない。そんな立派なところじゃなくても人は他人と比較して優越感を覚えたり、劣等感を感じたりする。ステータスに憧れたりもする。そんなヒエラルキーデパートで必死に生きる彼等が人らしくて愛おしかった。

2023/08/26

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