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源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫 わ 1-3)

源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫 わ 1-3)

源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫 わ 1-3)

作家
渡瀬草一郎
出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2012-01-25
ISBN
9784048863674
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源氏 物の怪語り (メディアワークス文庫 わ 1-3) / 感想・レビュー

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ずみ

さすが渡瀬草一郎、いい。彼の、堅実で味わい深い語りを久々に堪能できて、非常に満足。主人公の藤式部に作家としての自分を重ねているのかもしれない…と感じた。とても好感の持てる主人公だ。 それにしても、吉平に光ヨシ、出世したなあ。

2012/01/29

しゅてふぁん

源氏物語執筆中の藤式部(紫式部)の周囲で起こる怪異譚。伊勢大輔は好きな歌人なので出てきて嬉しかった。『望月の候』で中宮彰子と皇后定子が言葉を交わす場面が(現実ではないけど)いい。こんな関係だったらよかったのに、と思わずにはいられない。全体的な印象として物の怪の話は薄めだったけど、おもしろかった。

2016/03/22

さよちゃん

初作家さん。 源氏物語が好きで、『源氏…』に惹かれ、即買い。文章も読みやすく、でも『物の怪』と言うと、おどろおどろしい感じなのかな…?と思ってたけど、人の心…イコール心の闇を作り出す…『色不異空、空不異色 色即是色、空即是色』色は空に異ならず、空も色に異ならず。 色は即ち空であり、空は即ち色てある。 あると思えばある。 ないと思えばない。…信じるものは、心の内にあればいい。私は好きです。

2012/08/31

coco夏ko10角

物語がきちんとしてるしそれぞれ季節が感じられるお話で結構面白かった。 『夏夜の逢瀬』の真相いいなぁ~、和泉式部とあの人との出逢い(?)がこんな感じだったら…と思うと楽しい。 『望月の候』がとても良かった。彰子と定子の色んな時期の感情を想像すると切なくなる…。こんな風にお互いを想っていたら素敵。

2014/09/09

miroku

情緒豊かに描かれた妖と人との幽かな触れあい。色即是空、空即是色、確かならむものも在ると感ずれば在る。

2013/09/20

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